【オリBL】結ばれた同性の先輩後輩【派生/合作】 (ページ24)

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#12【翡翠黎明】ページ24

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僕は一条先輩に促され、上着を脱いで床に座った。

『(一条先輩の家、緊張する…)』

さっき顔が熱くなったのに、また熱くなって来た。

「翡翠くん。顔赤いけど、どうしたの？」

そう言って、一条先輩は僕に視線を合わせて、首を傾げた。

しかも顔が近い。

『あっ、えっと…』

「顔赤いし…体調悪い？」

『あの、大丈夫です！体調悪くないですよ！』

「…本当？」

一条先輩は、僕の額に自身の額を当てた。

「う〜ん…顔熱いな…何か冷たい飲み物でも持って来るか。何でも良い？」

『あっ…はい。何でも良いですよ』

「分かった。持って来る」

僕から離れ、冷蔵庫に向かって行った。

『(…一条先輩、意外に鈍感…？)』

一条先輩は…良く考えたら不思議な人だ。

先程の行動も全く恥じらっていない。

僕が体調悪いと思っていたり…

「はい、持って来たよ」

『ありがとう御座います！』

僕はニコッと笑って、冷たいウーロン茶を受け取った。

その時、一条先輩は少し頬を赤く染めた。

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