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西畑大吾side
Aが姿を消して半年。
紫耀と俺らでがんばって探したけどAの手がかりは全くなかった。
Aが今どこにいるのか。
不安で不安で仕方がなかった。
.
「大吾。」
「康ちゃん。」
「平気か。」
「大丈夫。もうついに今日か。」
ある舞台の裏。
今日俺らはついに、デビューする。
Aに見て欲しかった。
おめでとうってAに1番に言ってもらいたかった。
けど、叶わなかった。
.
A君はどこにいますか？
どこかで俺のこと見てますか？
あの日君が願ってくれた夢、今日叶えます。
僕らが最初に願った形とは変わってしまったけど…
「行くで、康ちゃん！」
A、
もう1度やり直してほしいなんて言わへん。
やけどさ、お願いやから。
もう1度だけ君に会いたい。
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作者名：ユウ. | 作成日時：2017年10月4日 21時
