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西畑大吾side


嘘だと思った。


嘘だと思いたかった。




「A?俺やで、大吾だよ?」




「いや、あの…ごめんなさい。」




Aは分からんかった。




忘れとった。






「あの、ちょっと葵ちゃんのいないとこで話いいですか?」




そういったのはAと一緒におった人。





「はい。」




俺はそう言ってその場を離れた。








.






「あの、今葵ちゃんと一緒にいます。美希といいます。」




「はじめまして。西畑大吾です。」



「単刀直入に聞きます。葵ちゃんとどういう関係ですか?」


強気な目。まるでなんだか責められている気分だ。




「葵ちゃんは、、。何かに傷ついて記憶を忘れたんです。もしその理由があなたなら私はあなたを許さない。」





「俺は、、」



「Aの恋人でした。でも、Aが姿を消す1ヶ月ほど前に別れたんです。Aから言われて。」





「どうして?」





「Aは俺じゃない人を選んだから。」





「え?」






Aは、紫耀を選んだから。

その頃付き合ってた俺じゃなくて。







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作者名:ユウ. | 作成日時:2017年10月4日 21時

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