届け、この歌よ。 2*【歌い手】

　80 day side.you　* ページ32

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A「今日は本当にありがとうございました！」






あれから私達はショッピングモールをふらふらして

買い物をしたりした




今はそのショッピングモールの最寄り駅前



天月くんと私の家は反対の方向だから

ここでばいばいなのだ







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天月「こちらこそ！

本当に楽しかったよー！
欲しかったものもたくさん買えたしね」




A「私もです!」






天月「次に会うのは来週の土曜日かな？」







．．．来週の土曜日、




あぁ、飲み会の日か．．．．．．








A「そう、なるんですかね。笑


．．．あ、そろそろ電車が来るから．．．行くね！」






ばいばい、と手を振って駅のホームへと向かう





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．






すると




天月くんに呼び止められた









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天月「俺も、Aちゃんと同じだよ!!」








天月「．．．みんなの期待に応えられるかなとか、がっかりされないかなとか
そんなことばかり思ってた」








天月「新しい世界に足を踏み入れるが怖くて、立ち止まったこともあったよ」







天月「でもさ、立ち止まってたら．．．いつまでも変われないじゃん、意味ないじゃん」







天月「がっかりさせたっていいんだよ！！みんなの思っている理想にならなくてもいいんだよ！！」






天月「AちゃんはAちゃんなの！！わかったー！？」







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改札口の前で叫んでいる天月くんは


みんなから好奇の目で見られていた





．







それに気が付いた天月くんは顔を赤くして、小さくなりながら駅のホームへと消えていった









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A「私は、私．．．．．．」






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今日は天月くんに笑顔





そして、勇気をもらった日でした。

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