わたしが選ばれた理由、それは３【オリオンの刻印】 (ページ23)

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第11章【suddenly surprising girl】ページ23

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「後半のメンバーについてですが、」

＿＿吹雪くんに代わって、美琴さんに出てもらおうと思います。

それは、休憩も大方終わり、選手たちは後半の動きの確認をポジション同士で行なっている時だった。
突然告げられた趙金雲の言葉に、一同は驚きを隠すことなく、一斉に話題の中心である美琴へと視線を向ける。

「……分かりました」

周囲のような驚いた反応も見せない彼女は短く返事をした後(のち)、試合用のシューズへと履き替えるため、さっさとベンチの端の方へ向かった。

「なぜ、吹雪なんですか」

相変わらず読めない顔の美琴を目で追うだけであった鬼道は、休憩始めの時のように趙金雲の言葉に食いつき、交代相手に対し疑問を抱いているようだった。
──まるで、吹雪の他に交代するべき人物がいる、そう言いたげに。

「おーっほほほ！
　さあ、皆さん後半開始ですよ！」

＿＿必ず勝って下さいねー！

しかし、問われた当人に答える意思はないようで、未だ疑念を抱いている選手たちを強制的にグラウンドへと送ったのだった。

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文字数の関係で今回も短いです、、

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