奇跡の王子�� ページ2
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[涙と希望の
友也｢『医者によると息はしていますが…長くはないと…』｣
椿｢『そんな…』｣
友也｢『姫…さま』｣
椿｢『いやだ…ティア…起きて…ティア！ｸﾞｽｯ』｣
[場面は変わり隣国]
北斗｢『ティアが？』｣
渉｢『(使用人の声)はい 長くはないと』｣
北斗｢『…私が…突き飛ばしたから？…』｣
渉｢『(使用人の声)姫様？』｣
北斗｢『なんでもないわ もう下がっていいわよ』｣
渉｢『(使用人の声)かしこまりました』｣
北斗｢『…』｣
[時は遡り上演前日]
椿｢いよいよ 明日だねぇ 渉くん｣
渉｢えぇ 楽しみですねぇ｣
椿｢上手くできるかな？僕心配だなぁ｣
渉｢大丈夫ですよ あなたなら｣
椿｢…ねぇ 渉くん｣
渉｢どうしましたか？｣
椿｢北斗くんと友也くん？だっけ あの二人の名前｣
渉｢はい そうですがそれがなにか？｣
椿｢……まだ先だけど きっと 渉くんかそれ以上の演技をいつかするよ｣
渉｢！…｣
椿｢まだ 先だけど 今の渉くんを追い越すような演技をする 僕が言うんだから！絶対だ！｣
渉｢ふふふ それは実にAmazingで楽しみですねぇ｣
椿｢うん ねぇ 渉くん エンディングの曲僕が書いてよかったの？｣
渉｢もちろん！椿の曲はあの舞台にピッタリですから！｣
椿｢そっか｣
渉｢えぇ｣
椿｢(渉くんの笑顔は時々本当なのか
渉｢椿？｣
椿｢なんでもない！｣
渉｢(あぁ あなたのその笑顔を見ると昔のあなたを思い出しますね…初めてあった時のこと…あのライブのこと…あの時あなたは一瞬私のことを見た あなたの目が…より一層赤くなったのを私は覚えている)｣
椿｢わーたーるーくん？｣
渉｢ふふふ｣
椿｢え？何？どうしたの？｣
渉｢なんでもありません！ではさようなら！Amazing！｣
椿｢あはは！渉くんはやっぱり面白いね！｣
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作者名：🍊 | 作成日時：2020年2月20日 16時
