特別な態度 (ページ49)

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第47話迷子？ページ49

そんな話をしてから何分くらいたったのだろう。

辺りを見回すと森に囲まれていた。

「えっ。なんで？」

先程まで建物があったのに気づいたら森。

私たちはどこへ向かっているのだろう。

「あの…ゾロさん私たちはどこ向かってるんですか？」

「あ…あぁ」

ゾロさんが辺りを見回す。

「……リゾート方面、だった」

「もしかして」

「それって……」

背中に嫌な汗を感じる。

「迷子ですか？」

恐る恐る尋ねてみる。

「そういうことになるな…」

「えぇ…」

戦いの疲れで忘れていたがゾロさんは方向音痴。

ここまで酷いとは……。

「まぁ、とりあえず向こう行けばいいだろう」

「ちょ、ちよっと待って下さい」

ゾロさんの手を慌てて引き止める。

「今から歩くのは…危険だと」

辺りはどんどん暗くなってきている。

時間的には

下手に動けば出れるかもしれないがもっと迷子になるかもしれない。

なので、今日はここで。

「野宿だな」

「はい」

野宿が決定した。