特別な態度 (ページ47)

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第45話心配ページ47

「まぁ、状況が状況だったから仕方ねぇが……」

「1人で何でも背負うな」

「今くらい俺のこと……」

「頼れ」

「…！」

その言葉な胸にじんわり広がってくる。

「うぅ…」

不安だった。

怖かった。

勝てるか分からない不安。

ゾロさんを傍に感じても安心して居たけれど心の片隅には不安や恐怖があった。

みんなにもう会えない。

「ゾロさん…」

私はゾロさんの胸に顔を沈める。

「私、怖かったです」

「不安で泣きそうになりました」

「おう」

「でも、またこうしてゾロさんに会えて良かったです…」

私は顔を上げてゾロさんを見る。

「……ゾロさんも沢山戦ったんですね」

スーツの胸元の服が所々破けたりしている。

「てめぇが無事で何よりだ」

「私も…ゾロさんが無事で何よりです」

「で、でも服が…」

ゾロさんに選んで貰ったコスモスのワンピースが所々破けている。

「まぁ…またあれだよ」

ゾロさんは顔を真っ直ぐ向けてから

「Aの為に選んでやるよ」

小さな声でそう言った。

"私の為"

その言葉が嬉しくもあり少しくすぐったい感じがする。

それからもずっとゾロさんにお姫様抱っこされたままだった。

ゾロさんに抱っこされたままだと申し訳ない気持ちもあったので降ろして貰うことにした。

ゾロさんの首に手を回して、そっと地面に足をつける。