特別な態度 (ページ41)

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第39話ページ41

「……」

そんな笑みを浮かべられると…少し萎縮してしまう。

「…く」

それでもやるしかない。

私は立ち上がり再び桜嵐を強く握り構える。

「何度やっても同じこと……」

ミセラは帽子を脱ぎ炎のステッキでポンッと叩くと大量の鳩が出でくる。

その鳩はミセラを囲み、空に浮いた。

「え…」

この戦い方は非常に、圧倒的に不利だ。

相手は空。

私は地面。

それでも戦うしかない。

私はそのまま走り出した。

「ほう…これでも戦うと」

私はミセラの方にジャンブしてもう1本の刀。

鹿月を引き抜いた。

「二刀流、紅葉______」

体を回転させながら刀を振るう。

「狩り…！」

ミセラを落とす。

それだけ。

ならこの鳩を飛ばせばいい。

刀を上から下に振り下ろし攻撃をした。

その反動で鳩か飛び立った……

かと思いきや私の方に向かって来た。

「ひぃ…！」

鳩に唾まれる。

「痛っ…！！」

髪の毛やら服の上から容赦無く、突つかれる。

私はそのまま正面から地面に落ちた。

「ぐっっ…！！！」

その勢いで刀を手から離してしまう。

痛い。

さっきと違って体制を整えないまま地面に着地した。

でも、私は戦う為に起き上がる。

うつ伏せ状態から腕を立てて

ブチッ

私の髪の毛がパラパラと落ちてきた。