第4話 ページ5
「ナミ。この子がAなのか？」
「えぇ、ゾロから話は聞いてるみたいね」
鼻の長い人。ピノキオみたいだ。
「俺は勇敢なる海の戦士、船長のウソップだ」
自分を親指で指さしてそう言った。
「Aです。よろしくお願いします」
「あの、船長さんはルフィさんなのでは…？」
ゾロさん曰く船長さんはルフィさんなのではないのか。
「あーこいつはあれだ。嘘つきだからな」
ゾロさんは私にそう言ってくれた。
「嘘つきさんですか…？」
「いや〜そんなことなくて」
目が泳いでいる。
「ま、A…。これからもよろしくな」
「はい、こちらこそ」
「あぁ！僕の麗しいプリンセス。初めまして」
そう言ったのは金髪の男性。
「は、初めまして」
そんなこと言われたことないので少したじろぐ。
「貴方は？」
「あぁ。申し遅れました。私はこの海でコックをしているサンジと申します。以後お見知りお気を」
「Aです。サンジさん。こちらこそ…よろしくお願い致します」
なんと紳士的な人だろう。
「あ〜サンジ君またやってる」
「？」
「てめぇの女好きにも困ったもんだ」
「あぁ？方向音痴のマリモには言われたくねぇけどな」
「あ？やんのか？」
「3枚におろすぞ。てめぇ」
「あぁ、その前に斬ってやるよ」
「わわわっ…」
私が仲裁に入ろうとしたら
「こら！」
ナミさんがまたも2人を殴る。
「ナミさ〜ん…」
「ナミ、てめぇ」
「喧嘩しない！名前ちゃん困ってるでしょ！！」
「え、いや、私は…」
正直、困惑していた。
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作者名：ベリー | 作成日時：2023年11月8日 15時
