特別な態度 (ページ40)

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第38話初戦ページ40

「瞳が変わりましたね……それでは」

そう言うと

___パチンッ

指を鳴らす。

その人差し指には炎。

それをステッキに灯す。

「…！」

そして炎を纏った武器になった。

「…」

私は桜嵐をギュっと握りミセラに向かって走る。

「……ファイヤ」

その炎が私の方に渦を巻いて向かってきた。

「一刀流______」

「桜吹雪…！」

私はその場で1回転して斬撃をミセラに当てた。

すると、ミセラが宙を舞う。

その隙は逃がさない。

私は思っいきりジャンプし

「ふ…そう来ましたか。では______」

ミセラは何処からかワインを取り出し炎のステッキに注ぐ

「フランベ…」

先程とは比にならないくらいの炎がまた、私に向かってきた。

避けられ……

「ぐ…！」

私は体勢を強制的に変え地面に背中を向けた。

多分、このまま落ちたら地面で背中を強打するだろう。

それでも……。

私は刀を逆手に持ち

「陽_____」

「炎…！」

ミセラに向かって刀の振った。

「不覚…」

ミラセを斬ったのは良いが着地の体勢が取れない。

私は案の定、そのままに地面に叩きつけられた。

「ぐ…！」

背中に感じたことのある衝撃を感じた。

「ほう…なかなかやりますね…」

スタッと舞い降りたミセラは2回斬ったはずなのにピンとしている。

血の1滴すら流していない。

「……そろそろ本気を出さないとですね」

ミセラは不敵な笑みを浮かべた。