特別な態度 (ページ36)

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第35話疑問ページ36

「ふふ…」

私は初めは不安だった。

ゾロさんと不釣り合いな見た目。

でも、今は…。

ゾロさんに楽しいと言われ嬉しい自分が居た。

「何だ？」

「いいえ。何でもないです」

それでも笑みが零れてくる。

「なんか分からんが良かったな」

「はい」

それから、コスモスのワンピースに着替えゾロさんに預けていた刀もまた腰に掛ける。

そして、私達はその女性に式場の中を案内してもらった。

「この場所は式が終わった後に、パーティをして頂ける場所になっております」

「わぁ…広いですね」

「ほう…」

するとその女性が

「すいません。少々ここでお待ち頂ける事は可能でしょうか？」

「え…。あ、はい」

何かあったのだろう。

「申し訳ございません。それでは失礼致します」

そう言ってその人は入ってきた扉から出ていった。

「？」

少しの疑問を残しつつ私達はこの場所で待っていた。

「ゾロさん？」

ゾロさんの様子がおかしい。

この部屋に入ってきた時からそうだった。

ゾロさんは私の手をふわりと離し、刀を引き抜いた。

「？」

「二刀流______」

「鷹波」

その刀の斬撃が何処かに当たる。

「ぐっ…」

それは先程の女性だった。