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第3話 仲間 ページ4
そう言って指さしたのは麦わら帽子を被っている人が大食いをしていた。
「え？」
「おぉ、ゾロ〜！よっと」
「腕が伸びた…」
悪魔の実の能力者。
「本当に居たんだ…」
「誰だお前？」
「こいつが仲間になりたいってさ」
「お〜そうなのか。音楽家か？」
「いえ、違います」
「ん〜ま、いっか」
「俺はルフィ」
「海賊王になる男だ」
そう言って手を差し出してくる。
「ララビ･Aです」
「ルフィさん。よろしくお願いします」
「ルフィで良いよ」
「そしたら、ゾロ。俺もうちょい食ってくるから先に船に戻っといてくれ」
「はぁ…。分かったよ」
そう言ってゾロさんは海とは反対方向に歩き始めた。
「海はこっちですよ」
「あ…」
そう言って、くるりと方向を変えて海の方を向き歩き始めた。
ゾロさんについて行った私は初めて船を見た。
初めて見る船は大きかった。
「わぁ…」
「誰この子？」
そう言って来たのはオレンジの髪をした女の人。
「あぁ、こいつ今日から仲間になった」
「Aです。お世話になります」
「ふーん。で？ルフィは良いって？」
「おう」
「ま、そしたらAちゃん。Aちゃんで大丈夫？」
「はい」
「私はナミ。航海士よ」
「航海士…」
「そしたらみんなに挨拶しなきゃね」
「はい、よろしくお願いします」
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作者名：ベリー | 作成日時：2023年11月8日 15時
