特別な態度 (ページ25)

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第24話ページ25

ロビンさんは部屋に戻って行った。

私は昨日と同じように柵に背中を預ける。

「…A」

「あっ…」

ゾロさんだ。

今日はお酒を片手に持っている。

「あの…ゾロさん」

「んぁ？なんだ」

嫌じゃないだろうか。

私の彼氏役なんて…。

まだ仲間になってから2日目。

信頼も無い。

当たり前だ。

「嫌なら辞めちまっても良いんだぜ」

「え。そ、そうじゃなくて……」

嫌じゃくて…。

「私なんか…ゾロさんの、彼女役には_____」

「そんなことねぇ」

「え？」

「むしろ、俺には……」

「Aが勿体ねぇくらいの彼女だよ」

「…！」

「役だ。役がだ！」

「ふふっ」

焦っているゾロさんを見ていると少し可笑しく感じてくる。

「何がおかしい…？」

「焦ってるゾロさんって新鮮だなぁと思って…」

「焦ってなんかねぇよ」

ゾロさんのお陰で少し元気が出た。

「ゾロさん。ありがとうございます」

「ん？礼言われることは何も…」

「おかけでゾロさんの彼女になれそうです…！」

「…！」

「そ、それより、明日の朝から稽古というか…あれだ鍛錬積むぞ」

「朝、起きろよ？」

「はい！」

先の事より明日の方が大切だ。

私はそろそろ寝ないと起きれなくなる。

「おやすみなさい。ゾロさん」

「あぁ」

そう言い私は部屋に向かった。