特別な態度 (ページ22)

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第21話刀ページ22

「黒鞘は神刀、桜嵐(おうらん)。白鞘は妖刀、鹿月(ろくつき)｣

「この神刀は花鳥風月が宿る女神の刀」

「しかもそれは、ちと厄介でな…」

そう言い店主の人は顎に手を添える。

「誰も触れれないんじゃよ…」

「え？」

でも、私もゾロさんも触れれている。

「だからそれも何かの縁だ。持って行ってくれ」

「でも代金は…」

「そんなもん要らん。どうせ誰も触れずに売れ残ってたもんなんじゃよ」

「そう…なんですか？」

でも、それだけじゃ駄目だと思いゾロさんにお勧めされた刀の手入れセットを購入した。

「それじゃ。毎度」

「こちらこそ、ありがとうございます！」

店を出てから下緒で黒鞘と白鞘を腰に巻く。

そしてお辞儀をして店を後にした。

私はゾロさんとその店を出てから船に戻る。

「お〜帰ってきた帰っきた。遅いぞお前ら」

ウソップさんにもそう言われ

「す、すいません」

海軍に見つからない内にその島を出港した。

「それで、ナミ。お前は何をしたいんだ」

ゾロさんの質問の意味、それは洋服店でのこと。

「ふふーん。次、向かう島にはね。幻のお宝があるのよ！」