特別な態度 (ページ20)

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第19話変化ページ20

「俺か！？なんで、俺の服なんざ…」

「まぁまぁ次に使うから」

「次って何だよ…嫌な予感しかしねぇ」

「とりあえず、服を買って船に戻ってから話すわ」

そこには紳士服が沢山売っている。

その中でもナミさんが向かった先は

スーツ服のコーナー

「んぁ？」

「さぁ、ゾロ。選びなさい」

「？」

少しこの状況に置いてかれている私。

「あのなぁ。そんな事言ったってどうしようもねぇじゃねか。俺には全部同じに見える」

ナミさんとゾロさんがそう話している中。

「…」

私の目に止まったのは漆黒のスーツ。

近くで見ると細めのストライプが入っているものだった。

「…？Aちゃんはこれ気になってるの？」

「いえ、あの。そうじゃなくて…」

「何となくゾロさんに合いそうだなぁ…と」

「ん〜良いじゃない。ゾロ早速着てみて」

「はぁ…？」

「ネクタイはどれがいいかしら？」

私は沢山あるネクタイから緑色を選んだ。

それは私とゾロさんの同じ緑に近い色。

「うん！良いわ。よし！もう、試着せずに買いましょ」

「あのな…買うって言ったって金は…」

「お金ならここにあるから」

「ちょ、ナミ。お前そんなに金使って何しよってんだ」

無視するナミさん。

「はぁ…」

ゾロさんのため息が響いた。