歌い手の私は所謂社畜です、【文豪ストレイドッグス】【歌い手】

第十二話 ページ13

中島｢Aちゃん……また無理したんだな｣

どうして異能力を使わないんだろう

鏡花｢おかえり｣
中島｢鏡花ちゃん、ただいま。もう夜も遅いから、寝ようか｣
鏡花｢待って｣
中島｢どうしたの？｣

何か気になる事でもあったのかな……

鏡花｢先刻、Aについて調べた｣
中島｢Aちゃんについて？｣

過去の事とかかな……

鏡花｢そうしたら……｣
中島｢過去について何かわかったの？異能力の事とか｣
鏡花｢……何も出てこなかった｣

うーん……一般人だったのかな

中島｢一般人だとしたら……｣
鏡花｢敦｣
中島｢ん？｣
鏡花｢よく考えて、何(・)も(・)出(・)て(・)こ(・)な(・)か(・)っ(・)た(・)の｣
中島｢だからそれは……あれ？｣

何も……？

鏡花｢……おかしい｣
中島｢……太宰さんなら何か分かるかもしれないね。明日聞いてみようか｣
鏡花｢うん、おやすみ｣


僕は前職をあてるゲームの時、太宰さんだけじゃなくてAちゃんも当てられなかったんだ

どうして忘れていたんだろう

先刻の男の人は本当にAちゃんの彼氏？

29歳って言ってたからAちゃんとは10歳差

前職関係だったりするのかな？

そもそも、Aちゃんは何者……？

ああああ考えれば考える程……！！

鏡花｢敦、寝ないの？｣
敦｢あ、ああ、寝るよ。おやすみ｣

また明日考えよう

第十三話→←第十一話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す