検索窓
今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:510 hit

8話 ページ10

小桜(こはる)「あ、ご丁寧にありがとうございます…仁科小桜(こはる)です」

ペコリと頭を下げると猫の着ぐるみが趣味の友人と紹介された方も頭を下げた。

にしても入ってるの男の人かな?

すっごい身長高いしな。

でも料理上手な感じだから元モデルとか?

私はそっと後ろに回って背中辺りをなで回した。

小桜(こはる)「ファスナーない……」

一葉(いちは)「(本物の猫だから…とは言えない)」

小桜(こはる)「あ、あの!着ぐるみだとは分かったのですが…可愛いからハグしてもいいですか?」

一葉(いちは)「諭吉ちゃん…大丈夫?」コソッ

諭吉「………」コクッ

最近の着ぐるみってものすごいリアルに出来てるな。

感心してるとオッケーのサインが出たのでそっとぎゅーっとする。

手触りまでこんなに再現するなんて……

小桜(こはる)「最近の人は器用だな〜…なんか癒される〜」

仁科「出た猫好き特有の癒し効果……ってかアンタ何か買いに来たんじゃなかったの?」

理央姉に指摘されて私は本来の目的を思い出した。

小桜(こはる)「そうだ!新発売のドーナツ買いに来たんだ!」

と言うと猫の着ぐるみの人が私の肩をちょんちょんとした。

小桜(こはる)「な、何?」

諭吉「にゃっ」

指の方向ーー店頭には新発売のドーナツの文字が。

小桜(こはる)「気づかなかった……店頭にはいつも売り切り仕舞いの物が置いてあるから」

一葉(いちは)「あー、人気が出そうな商品ぐらい前においたらどうですかって店長に僕と先輩で相談したら店長が「そうしよう」ってなって」

しかも着ぐるみの人取りに行ってくれたんだけど。

一葉(いちは)「諭吉ちゃんはお世話上手いからな…気が利くし」

小桜(こはる)「あの人がいてくれたら家の人助かっちゃいますね」

一葉(いちは)「そういえば…空手の人って甘いもの食べていいんですか?体重制限とか」

仁科「いや、羨ましいもんでさ…甘いもの食べても毎日朝練とか自転車で通うからか脂肪にはならないんだよね」

小桜(こはる)「それに大会終わっても部活ある日は食べないしね…チートデイだっけ?それも作らないようにしてる…いきなりバクバク食べすぎると体に悪いし」

そこで疑問を覚える。

小桜(こはる)「私、空手部って教えたっけ?理央姉、教えたの?」

仁科「いや、教えてないけど…なんか知ってたよ?」

一葉(いちは)「あ、それは」

9話→←7話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

プーさん大好き(プロフ) - アンテ民さん» コメントありがとうございます!合作でコメントとハート評価いただけるとは思ってなかったです!今は2章を書いてるのでそちらも読んでいただけると嬉しいです (4月7日 20時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
アンテ民 - スゲェ面白いです!!!あれッ!??今コメントしてるの私だけ!?!?!?!?! (4月7日 20時) (レス) @page7 id: 8e43b22915 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:プーさん大好き  x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yamabuki00/  
作成日時:2024年1月9日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。