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44話 ページ46

一緒に勉強を終えた頃には空が暗くなりかけたときだった。

テスト期間中はバイトができないので帰り道が途中まで一緒なのを思い出し一緒に帰ることになった。

小桜(こはる)「あの教えてくれてありがとう…一葉(いちは)さんがいなかったら赤点確実だったから…助かった」

一葉(いちは)「お互い様じゃないかな?僕も副必修科目教わったんだし」

彼女に英語を教えた代わりに僕は苦手な家庭科…特に裁縫の部分を教わった。

正直驚いたのは彼女は必修科目はダメなのに副必修科目に関しては物知りだった。

一葉(いちは)「(そもそも何でこんな必要なさそうな教科がテストになるんだろう?)」

その時彼女が不意に立ち止まった。

聞こえてきたのはよく聞くシャッターを切る音。

小桜(こはる)「うんやっぱりキレイ!この瞬間の空は中々撮れないから…今日はラッキーだったな…キレイな景色見れて苦手なところを教えてもらえて」

一葉(いちは)「僕もこの色の空は初めて見たかもしれない」

言われてみればキレイな景色かも…さく姉と諭吉ちゃんにも見せたいし僕も撮るか。

不意に彼女が大会には不安なところがあると言ったため僕はある人を思い浮かべた。

一葉(いちは)「あんなに強い副部長さんがいるのに?」

彼女は少し戸惑ったように教えてくれた。

団体戦の人数のこと、女性部員が自分を入れて2人だけのこと、足りないままだとサポートするしかなく諦めなければならないこと…そして一番に言いたいことは

小桜(こはる)「それに姫野副部長は…今年最後だから…出たいのはよくわかる」

そう言われて僕はハッとした。

大会なんて毎年あるが3年生にとっては最後の大会になるから気合が入ってるのだろう。

しかし少ない場合は他の学校と一緒にチームを組んで出るというのもよくあるらしい。

小桜(こはる)「やっぱり姫野副部長は優勝経験があるから練習は容赦ないって空手部界では有名らしくて」

その話のせいか中々チームを組んでくれる学校が見当たらないらしい。

そしてその問い合わせは顧問に一任しているとか…

意外と簡単なものでもないんだな…強いだけで断られるなんて…

すると彼女のスマホにメールが届いたみたいで返信をしていく内に笑顔になっていく。

一葉(いちは)「なんか嬉しそうだね」

小桜(こはる)「それが一緒に戦ってくれるメンバーが見つかったって!姫野副部長から連絡にはそう書いてあって」

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プーさん大好き(プロフ) - アンテ民さん» コメントありがとうございます!合作でコメントとハート評価いただけるとは思ってなかったです!今は2章を書いてるのでそちらも読んでいただけると嬉しいです (4月7日 20時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
アンテ民 - スゲェ面白いです!!!あれッ!??今コメントしてるの私だけ!?!?!?!?! (4月7日 20時) (レス) @page7 id: 8e43b22915 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:プーさん大好き  x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yamabuki00/  
作成日時:2024年1月9日 21時

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