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42話 ページ44

帰り道は途中まで一緒なので私は自転車を押しながら並んで歩いていた。

小桜(こはる)「あの教えてくれてありがとう…一葉(いちは)さんがいなかったら赤点確実だったから…助かった」

一葉(いちは)「お互い様じゃないかな?僕も副必修科目教わったんだし」

そう…お互いの得意分野が相手の苦手分野であるからお互いに分からないところを教え合っていたら空が暗くなる少し前だった。

空にオレンジ色の夕焼けが残っていて少しだけ藍色が残っているそんな感じの空だ。

小桜(こはる)「よし、写真撮っておこう」

ピントを合わせ記念に1枚だけ空の写真を撮る。

小桜(こはる)「うんやっぱりキレイ!この瞬間の空は中々撮れないから…今日はラッキーだったな…キレイな景色見れて苦手なところを教えてもらえて」

一葉(いちは)「僕もこの色の空は初めて見たかもしれない」

空を見上げることなんてほとんどないと彼女が言った。

でも本当にその通りで気象予報士とかそういうものでない限りは空を見る機会なんてあまりないと思う。

小桜(こはる)「でも…これで少しだけ不安の種はなくなったな…テストよりも大会の方が不安でもあるし」

一葉(いちは)「あんなに強い副部長さんがいるのに?」

確かに姫野副部長は優勝経験者だから心配はないと思われがちだが実際は違う。

空手部の大会は団体戦が主なのだが3人制または5人制のどちらかで申し込むのだ。

男子の人数に合わせて今年は力の有り余る2年生がいるため姫野副部長がこう言った。

副部長『テメェらは普段ふざけてるから体力あるよな?5人制だから富田と残り4人決めるぞ』

今年は2年生の実力を見たいということで5人制にしたらしい。

そして姫野副部長は今年が最後の年だからとどうしても試合に出たいらしい。

しかし問題は人数で、男女分かれてなので実際女性部員は2人だけ

小桜(こはる)「人数が足らないから他の少ないところと一緒にやることもできるんだけど」

姫野副部長があんな感じだから他の学校の生徒がビビっているため中々相手が見つからない。

一葉(いちは)「やっぱり人数が足らないと参加はできない?」

小桜(こはる)「うん…足らないと女性の部は出場取り消しになってサポート係になるしかなくなるからな…でも姫野副部長の気持ちもわかるし…」

私は頭を悩ませそこで少し立ち止まる。

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プーさん大好き(プロフ) - アンテ民さん» コメントありがとうございます!合作でコメントとハート評価いただけるとは思ってなかったです!今は2章を書いてるのでそちらも読んでいただけると嬉しいです (4月7日 20時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
 アンテ民 - スゲェ面白いです！！！あれｯ！？？今コメントしてるの私だけ！？！？！？！？！ (4月7日 20時) (レス) @page7 id: 8e43b22915 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：プーさん大好き　 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yamabuki00/  
作成日時：2024年1月9日 21時

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