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37話 ページ39

小桜(こはる)「よいしょ……ここでいいですかね?」

副部長「いいぞ」

テストの1週間前…本来は禁止だけど特例として許可をもらい部室の掃除をしていた。

今は部室の奥の扉のなかに眠っていたいらない謎の木材などを運び出していた。

多分2人で5往復ぐらいはした。

小桜(こはる)「本当に何なんですか?この木材とか鉄パイプみたいなの」

副部長「俺たちの先輩がな筋トレをしたいがゆえにどっかから拾ってきたけど…使わず仕舞いだったんだ」

それが私たちの代に残されたと。

ちゃんと処分はしてほしかった。

小桜(こはる)「よし…全部運び出すのにはまだ時間かかりそう」

ガタン!!

小桜(こはる)「あれ…立て掛けたのにまた倒れた…どうしたらいいのかな?」

副部長「大丈夫か?すげー音したけど」

小桜(こはる)「立て掛けても倒れちゃうんですよ」

姫野副部長は立て掛ける形を変えて倒れないようにした。

小桜(こはる)「ありがとうございます!」

副部長「いや、元々は2年の馬鹿男子どもがやるはずなのに」

ーーーーーーーーーーーーー
男子部員1『ごめんなさい!テストで赤点取りたくないから!』

男子部員2『今度こそヤバイんだよ!それじゃ』

男子部員3『俺がやるともっと汚くなるから…パス』

男子部員4『んー…めんどいから頼む』

男子部員5『掃除とか苦手、やっといて』

ーーーーーーーーーーーーー
副部長「俺だって勉強したいわ!」

小桜(こはる)「あ、そうだ…お土産ですけど、理央姉もゆり姉も喜んでました」

副部長「そうか!気に入ってくれたようで何よりだ!」

小桜(こはる)「本当にありがとうございます」

副部長「小桜(こはる)にはいつも助けてもらってるからな」

そう言って笑う姫野副部長。

副部長「小桜(こはる)は得意な教科あるか?」

小桜(こはる)「そうですね……音楽とか美術とか家庭科とか好きかな…」

理数系には弱いが副必修科目の方が得意なのだ。

副部長「羨ましい……俺は毎回富田と争うぐらいだ」

小桜(こはる)「勉強でも争うんですね」

副部長「同じ大学だから余計にな」

小桜(こはる)「それはライバルになりますよね」

副部長「受ける学科は違うけど…毎回交互にトップになるからさ」

腐れ縁と聞いてたけどそこまでなんというか仲良しみたいなの聞いちゃうと……

さすがにちょっと怖くなってくるな。

副部長「よし、次は拭き掃除だ」

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プーさん大好き(プロフ) - アンテ民さん» コメントありがとうございます!合作でコメントとハート評価いただけるとは思ってなかったです!今は2章を書いてるのでそちらも読んでいただけると嬉しいです (4月7日 20時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
アンテ民 - スゲェ面白いです!!!あれッ!??今コメントしてるの私だけ!?!?!?!?! (4月7日 20時) (レス) @page7 id: 8e43b22915 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:プーさん大好き  x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yamabuki00/  
作成日時:2024年1月9日 21時

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