似ている2人は猫好き【デキる猫は今日も憂鬱】

35話 ページ37

ゆり「可愛い!これは誰?」

小桜(こはる)「ゴマフちゃんだよ!ゴマフビロードウミウシのこと」

ゆり「あー、小桜(こはる)が激推しのキャラクターね」

小桜(こはる)「そう!本当に可愛いんだよ!」

私が力説しているとゆり姉は頭をを撫でて口を開く。

ゆり「はいはい…この子を推してることはわかってるから」

前にもメールで送ってきたよね?とメールを見せられる。

小桜ゆり姉!ゴマフちゃんがテレビに出てる!

ゆりまたその話?ホントに好きだね

小桜今日も可愛いから絶対見て!

ゆりはいはい

小桜(こはる)「そういや、こんなやり取りしてたね」

ゆり「テレビに出る度これだから驚いたよ…そこまでファンとは」

小桜(こはる)「あ、で、でも…理央姉とゆり姉が一番なのは変わんないから」

ゆり「当たり前でしょ?アタシだって小桜(こはる)と理央が一番だよ」

なんかそう言われると素直に嬉しい

ゆり姉はケータイを見ながら言う。

ゆり「ヤバ…そろそろ戻った方がいいかも……幸来センパイに少しだけ抜けてくるって言ったから心配で来ちゃうかもだし」

小桜(こはる)「まさか……それがゆり姉の言ってるカッコいい先輩?」

ゆり「そう!また今度帰ったらいっぱい幸来センパイの話してあげるからいい子にしてなよ?」

小桜(こはる)「うん!理央姉も楽しみにしてるから!でも話聞く前に私にはテストと大会が待ってる」

ゆり「まぁ、無理しすぎないように頑張りなさいよ…怪我とか体調だけ気を付けなさいよ?」

小桜(こはる)「うん!じゃあ、帰るね」

ゆり姉に見送られて私は駅に向かった。

？「ゆりちゃん?」

ゆり「幸来センパイ」

幸来「今の子知り合い?すごい親しげだったけど」

ゆり「あの子ですか?私の可愛い従姉妹、癒しです」

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