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どうか無害な魔物であってくれ…

俺の願いが通じたのか姿を現したのは柴犬のような子犬。

プルン「ワフ?」

薬草を咥えていて不思議そうな顔をしている。

シュタルク「チビ!お前何してるんだ!」

フェルン「プルン様…その薬草は熱さましのものでは」

フェルンがそれを受け取るとプルンは駆け出し雑に盛り上がっている土を掘っていく。

シュタルク「まさか…ここに薬草埋めて回ってたのは…」

フェルン「プルン様だったのですね」

プルン「ワフッ!」

ーーーーーーーーーーーーー
フリーレン「へぇ…プルンが薬草を埋めてたんだ」

シュタルク「魔物か何かかと思ってビビったよ」

フェルン「ライフィ様を助けたくて探していたのかもしれませんね…」

フリーレン「動物は人間より鼻がいいから匂いだけで嗅ぎ分けられるっていうし」

薬草を鍋で煮ながらそんな話をする。

ライフィも今は目を覚ましてまだ熱があるが昨日よりは下がったみたいだ。

フェルン「プルン様になにかご褒美をあげなくては」

シュタルク「だな…何がいい?」

シュタルクが聞くとプルンは顔をプイッと背けた。

シュタルク「え?」

フェルン「先ほど名前を間違えたことを怒ってるのでは?」

フリーレン「そういやシュタルクじゃなくてフェルンが抱いてきたからね」

シュタルク「俺が抱き上げようとしたら自らフェルンの方に行っちまって」

貴方「名前…間違えた…嫌い…」

シュタルク「俺プルンに嫌われた……」

そう言って机に突っ伏し落ち込むシュタルク。

フリーレン「できたよ」

そう言って薬草を煎じたものをライフィの前に置く。

匂いが相当きつく効き目は抜群だと思う。

貴方「……」

一瞬躊躇いは見せたけど嫌がることなく飲んでくれた。

シュタルク「よく飲めるな」

フェルン「これって相当苦いですよね」

フリーレン「でも全部飲めたみたいだし大丈夫だよ」

プルン「ワンッ!」

プルンが励ますように顔を舐めている。

貴方「苦い…でも…少し…楽になった…」

フェルン「それならよかったです」

フリーレン「それじゃ旅に戻るのはライフィが本調子なったらだね」

その後しばらく安静にしていたらライフィはすっかり元に戻った。

貴方「元気…なった!」

フリーレン「熱もすっかり下がったみたいだし明日旅に戻ろうか」

シュタルク「そーいやプルンへのご褒美まだ上げてないや…」

貴方「野菜…クッキー…プルンの…好きなもの…作る」

フェルン「お手伝いしますよ」

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プーさん大好き(プロフ) - ぐれえぷうさん» 見つけてくださりありがとうございます!まだまだ素人ではありますが頑張って完結には漕ぎ着けたいと考えてます!応援ありがとうございます! (2月18日 11時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
ぐれえぷう - フリーレンやフェルンたちとの絡み楽しみです!更新頑張ってください (2月18日 11時) (レス) @page2 id: ffc93dad91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:プーさん大好き | 作者ホームページ:http  
作成日時:2024年2月17日 15時

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