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フリーレン「いやー…上手く機嫌が直ってよかったよ…ライフィがいると助かるね」
あの後ライフィは野菜入りのクッキーを作りフェルンはそれを食べてご機嫌になった。
シュタルク「フリーレン……」
フリーレン「ん?」
シュタルク「ライフィのことなんだけど…」
フリーレン「昨日フェルンとも話したんだ…あの子の事ちゃんとに知らないとって」
フェルンは先ほどライフィと出掛けていて今はシュタルクと私だけ。
シュタルク「ライフィはあの村唯一の魔法使いだった」
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貴方「お兄ちゃん!毎日努力してて偉い!」
父親から失敗作と言われ続けた俺を認めてくれたのはライフィと兄貴だけだった。
シュタルク「おう、ライフィ…汗拭くからちょいと待ってろ」
貴方「お兄ちゃん…お父さん戻ってくる前に行って戻らないと!」
シュタルク「はいはい」
いつも行く花畑に着くとライフィははしゃいで花畑のなかに入っていく。
アイツは魔力が強すぎたから屋根裏に押し込められていたんだ。
外に出ることを禁じられていたため俺に頼んではこっそり外に遊びに来ていた。
貴方「お兄ちゃん!お花採ってきた!」
シュタルク「おー!綺麗じゃん!」
貴方「このお花ね…この時期しか咲かないって前に本で読んだ!珍しいお花だから採って帰ったらお父さん喜んでくれるかな?」
シュタルク「わからねぇけど……兄貴は喜ぶかもしれねぇな」
花を摘んで帰るとちょうど親父たちと重なってしまった。
貴方「あ…」
父親「ライフィ!部屋を出るなとあれほど言っただろ!」
貴方「ご、ごめんなさい……でも、これ!珍しいお花…」
父親「そんなものいらん!」
パシッ!と音と共にライフィの手が叩かれ積んできた花が音もなく落ちた。
父親「ったく……外に出たらお前の力を狙うものが村を襲いに来るだろう!屋根裏に戻っていろ!」
兄「ライフィ、大丈夫かい?」
父親「シュトルツ!そんなやつに構うでない!そんなやつと話すだけ時間の無駄だ…魔法使いなのだから魔法で痛みなどすぐ直せる…放っておいても平気だ」
兄「親父!」
貴方「兄様…私は大丈夫ですから、お父さんと一緒にお戻りください」
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フリーレン「なるほどね…そりゃ心も閉じるよね」
シュタルク「それ以来かな…俺が誘っても外に出掛けなくなったのは…よく笑うやつだったのに笑わなくなったんだ」
ここに来てからは少しずつ感情も取り戻せたと思うんだよな。
フリーレン「確かにあの子は年齢の割には強いね」
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プーさん大好き(プロフ) - ぐれえぷうさん» 見つけてくださりありがとうございます!まだまだ素人ではありますが頑張って完結には漕ぎ着けたいと考えてます!応援ありがとうございます! (2月18日 11時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
ぐれえぷう - フリーレンやフェルンたちとの絡み楽しみです!更新頑張ってください (2月18日 11時) (レス) @page2 id: ffc93dad91 (このIDを非表示/違反報告)
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