【男主】平凡なんて無かった。ｐａｒｔ２【死神編】 (ページ43)

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第８８話「秘密」ページ43

現在

【利用＝澪の立場
　目的＝裏社会に入る事
　利益＝？
　後ろ盾＝現時点では不明
　２人の関係＝幼馴染、元近所】

１０年前の事件

【２人の関係＝事件の関係者】

A「まとめるとそんな感じだよな…」

蓮「そう、それで重要なのはこれ」

そこには、

薬は誰かが自主的に入れ違えた可能性もあり。
しかし結局、犯人が見つからなかったため
現時点では捜査不可能。

て、これ…

A「警察のデータベースだろ…！」

いいのかそれで…！←

蓮「問題ない」

澪「解決してないのが問題なの？」

蓮「うん」

蓮はコクリと頷いて、新たに紙を一枚用意した。

蓮「これはあくまで推測なんだけど、氷道奏楽の
　利益は１０年前の真相を知りたい、だったら？」

A「それだと確かに…」

澪「確かに、それだと辻褄は合う…
　けど由紀の方は？由紀も知りたがってるの？」

由紀の方は、裏社会に入りたがってる様子だったけど…
結局、理由が分かってないな。

そこで、脳裡に１つの仮定が浮かんだ。

A「蓮、ちょっと紙とボールペン貸してくれないか」

蓮「はい」

蓮から紙とボールペンを受け取る。

澪「なに？何か分かった？」

先程まで冷静じゃなかったが、今じゃようやく冷静を
取り戻したようだ。

A「あぁ…多分」

蓮「うん、その推測は合ってる。
　私も同じことを考えてたから」

蓮の読唇術でおそらく心を読まれたんだと思う。

紙に書きだしたものを２人に見せた。

【利用＝澪の立場
　目的＝裏社会に入ること
　
　利益＝氷道奏楽＝１０年前の真相
　犬飼由紀＝？

　後ろ盾＝？
　２人の関係＝幼馴染、元近所
　１０年前の事件関係者】

澪「これがなに？」

澪が首を傾げる。

蓮「もし事件の真相を犬飼由紀が知っていたら」

澪「！あ」

どうやら澪も分かったらしい。

A「そう。犬飼由紀が元から事件の真相を知っている
　なら辻褄が合うんだ」