あなたのことが (ページ8)

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この日から、松村さんは撮影シーンが被ると、私に少しずつ話しかけてくれるようになった。この間６人で集まった時に京本が〜とか、SixTONESの中でこんな話になってなど本当に色々。

私もだんだん話をきくのが楽しみになり、撮影現場が待ち遠しくなっていった。

麻衣「最近ライアーライアーの撮影楽しい⁇」

と、私のことを芸能界デビューした時から支えてくれてるマネージャーの麻衣さんに移動者の中で書かれた。

A「え！？まって、私ってそんなにわかりやすい…⁇」

麻衣「え、気づかなかった⁇笑前まではお芝居にひたすら熱心で、"私、人生忙しいです！"って顔してたけど、今は笑顔も多いし、撮影の日は雰囲気が違く感じる。いい影響を受けてそうで良かったよ、私も安心した。」

と言われてしまい、顔が赤くなったのがすぐ分かった。

でも、撮影も残りわずか。それが終わったら松村さんとはもう会う回数が少なくなってしまう。
そのことに対して、少し嫌な気持ちを持つ自分がいた。

でも彼はアイドル。しかも今を生きるジャニーズ。そんな人のこと、こんな私が好きになっちゃいけない。というか、好きじゃなくて、尊敬してるだけ。そう、それだけ。

そんな言葉でわたしは自分の気持ちに蓋をして、この気持ちには気づかないふりをして過ごそうと心に決めた。