終速2メートルの恋

#10 ページ10

Side 坂本勇人




「...そうですか。1月の自主トレではウエートを中心に、体を大きくすることを目的としていたそうですが、

春季キャンプでは少し絞られましたね？何か目的が？」



坂「あー、自主トレでご飯めっちゃ食ってウエートして、カラダ大きくするだけして、

春季キャンプで、周りの余分な脂肪落とそうかなって考えてたから。」




.




「長野選手、今オフでは遠投や筋トレ、走り込みなど、基礎的なことに重心を置かれていましたが...」



長「あー、もう俺も年だから笑
体力や、持久力鍛えるのが優先かなって思って。」




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菅「す、っげえ....。」
亀「やるやんあの子。よう調べてきとる。」



いや、俺もびっくりした。



.



“ふにゃっ！？”
“え、ぇえ！？あっ！！”
“ご、ごごごめんなさいっっ！！”



.




あんだけふにゃふにゃしてたのに。
いざ、インタビュアーになると、こうやねんもん。



.



亀「あ、勇人クンギャップ萌えですか〜〜？」
坂「わっ！」



ビックリして後ろを向くと、さっきまでインタビュー受けてた亀さん。

アホみたいにニヤニヤしてこっち見てくる




坂「なんすかもう...ビビりました。」
亀「ハハハ笑笑




しっかし凄いやんあの子。しっかりしとる意外と。」




.




“意外と”



...いや、全くやわ笑
もっと...俺はなんか、ビビって話せへんくなるもんかと




.





長「建山さんの若い頃そっくりやから、お前も気をつけんとな〜〜？」

坂「...






...ん？気をつけろ...って、何がっすか？？」





.





..






...沈黙






え、いや笑笑





坂「自分から言っといてなんすか笑笑」
亀「ん、あ、いや〜〜。笑笑」




亀”まぁ、気ぃつけな。”




それだけ言って、亀さんは食べ終わった昼食の皿を片付けに食堂のカウンターへと向かった。





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いや、なんなん亀さん

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