終速2メートルの恋

#48 ページ48

Side 小林





林「ふぅ...。」
田口「お疲れ様っす....。」






後開幕戦カード二日目の、阪神との試合後





俺は、ロッカールームのベンチに座って一息つく





.





坂「ウェ〜イ、調子ええやんけお前〜〜！！」
澤「ナイバッティ〜ン」


林「ハハッ笑 ありがとうございます笑笑」




勇人さんと澤村さんに頭をポンポンと触られる




.




いや、まぁ、確かに昨日も今日もバッテイングが良かった

自分でも、出来過ぎなんとちゃうかってくらい






林「...まぁ、いつまでも続かんやろうけど。」





10割、打ててる自分が凄い。
これに驕らず、もっと頑張って行かんと。




.









..






ロッカールームも誰もいなくなり、俺もそろそろ帰ろうか、



そう思った時





.









..






建「....こんばんは。」
林「......！！！！ わっ....。」





ドアの前に立つ、建山さん。
こ、こんな時間まで何してて...





建「....いちゃだめですか。」
林「いや...別、に、そんな訳や....。」





.





...普通にびっくりした。
いや、もう、夜の7時やし。





デーゲームやねんから、記者の人も選手も
...もちろんファンの方々も

帰ってるはずやのに...って






.





建「...一回しか言わないので、良く聞いて。」
林「....ん？」





“ハァ、なんで私が...。




溜息をつき、サラサラのショートヘアを搔き上げる建山さん。

いや、一回しか言わないって...




.




そう思った時、

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