終速2メートルの恋

#39 ページ39

Side 山田







...っていうかさっきから








.








「ふーっ、ふーっ....あちっ！！」

ご飯を食べるときの仕草








「んっ？どうされましたっ！！？」

いちいち大きなリアクション







「へ、くんっし！」

....www 変なくしゃみとか







.








山「はぁ....確信犯やろ....。」




めっちゃ、めちゃくちゃ、可愛いんやけど....






.







「スゥ....zzz」







可愛らしい寝息をたてて、俺のベッドで眠っている小鳥遊さん

俺はその脇で、寝顔を見つめる







.






どうしてこんなにもこの人のことが気になるのかは分からない






まぁ、もちろん俺は女の子大好きやけど


正直今まで、この人より美人で華のある人には何度もあって来た





...でも







でも







.









どうしようもなく、この人が欲しい_____。









「っ、んっ....。」
山「....は。」







バッ！！







ハッ！と我に帰り、俺は小鳥遊さんから離れる






いや、いやいやいやいや！！！！

何やってんだ俺はぁあああ！！！






自分のした行動に、顔から火が出そうになる

いやマジで変態か！！！！






.







..








...ぁあああああ//// 今思い出しても気が狂いそうなくらい恥ずかしいぃいいい







いや、何をしたかというと...






.







眠っている小鳥遊さんの頭の横に両手をつき、ベッドの脇から上半身だけ彼女の上になるようにして






その...







.







小鳥遊さんの、耳に....唇を....ぁあああ////






.






...アホか俺。
男子高校生やあるまいし。






そんな俺の気持ちにもつゆ知らず、スヤスヤと気持ちよさそうに眠る彼女。






.






はぁ...ホンマに






山「俺の気持ちも考えて下さい...。」






俺は何やってんだか。

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