7人。2

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桃side





流星の緊急招集に、慌てて照史ん家に来たら、まだしげと淳太しか来てへんかった。









「何なん？緊急招集って」









橙「分からん……俺らもなんも知らんよな？」









黄「おん……でも、あいつがああいうテンションの時って、大体ええことあった時やんな？何やろな？」









すると、玄関のドアが開く音がして、めっちゃニヤニヤした流星が入ってきた。









てか、照史玄関の鍵かけてないんか！









セキュリティ薄すぎるやろ！









そして流星のあのニヤニヤ顔は気持ち悪すぎるやろ！









とか心の中でツッコミを入れてたら、流星の後ろにもう1人の人影が。









その人影というのが……神ちゃん。









橙「え…………神ちゃん、なんで？」









みんながあ然としていると、流星がめっちゃニッコニコの笑顔で説明してくれた。









その話によると、神ちゃん、ほんまは俺らと一緒にいろんなことしたかったんやって。









でも、楽しそうに遊んでる俺らと偶然遭遇してしまい、前からのトラウマなんかもあって、俺らを避けるようになり、照史としげが家に行った時にも強く当たってしまったと。









緑「みんな……みんなごめん。

全部俺が悪いねん。みんなはなんも悪いことしてへんのに……あんなひどいことして……

しげ。しげには1番悪いことした。1番仲良かったんに……こんなんで許されるとは思ってへんけど、あんなこと言って、ごめん」









目見えへんはずやのに、神ちゃんの目はしっかりしげを見つめてた。









赤「そんな、許されるとは思ってへんとか、大げさやってー！俺は全然大丈夫や！

そんなん言うたら、俺やって、神ちゃんにちょっと言われただけで簡単に諦めた。自分が1番神ちゃんのこと知ってるはずやったのに……ほんまどうかしてた。ごめんな」









なんかふたりしてシュンとしてるから、しびれを切らして俺が言ったった。









「まあ、これで無事解決やん！それに、諦めたのはしげだけやないし。ごめんな？神ちゃん。

これからは、また昔みたいにみんなでバカやろうや！｣









緑「…………おん！みんなありがとう！」









また俺らに、ほんまの笑顔が戻った。

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