全部盗んで、怪盗さん【2j3j】

#拗ねてる？！ ページ43

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風「A、ちょっと来て〜？｣
『ん、はーい？唯華、剣持くんちょっとまってて』



3人でテストがどうとか、夏休み何したとか話してる途中に風楽さんに呼ばれる。振り返ると手をひらひらと振っている。近くに行くと風楽さんは困ったように笑って言った。




風「ねぇ、ひばが構って貰えなくて拗ねてるよ」

『へ？』

風「3人で楽しそうにしてるから、ちょっといじけてる」




そう言われて渡会さんの方を向くと、いつもの元気さが全く無く、静かに座ってゲームをしている渡会さんがいた。いつもゲームをする時でさえニコニコしてて、うるさいのに。

こちらの視線に気づくことなく黙々とゲームをしている彼とそれを見て笑う風楽さんの方を交互に見る。




風「多分、いっつもカフェではAを独り占めできてるのに今日は学校の友達に取られちゃって拗ねてんの。ひばのことも構ってやってよ」

『…そんな理由で？』

風「絶対そうだよ、僕にはわかる」

『ふぅ〜ん…』





嬉しい、渡会さんがそんなこと思ってくれてるのか。自然とニヤニヤしてしまうし、きゅーんと胸が締め付けられる。幼なじみの風楽さんが言うならほぼ間違いないと思う。
















嫉妬……
















…ちょっと意地悪してもいいかな。















『……風楽さん、渡会さんのこといじめていいですか』

風「……いいねぇ、なにすんの？」





こういうのに、風楽さんがノってくれて助かる。私は渡会さんに聞こえないように風楽さんに耳打ちした。風楽さんはニヤニヤしながらOKを出してくれた。


作戦実行！







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全然更新できなくてすみません！;〜;
明日の朝、2話くらいアップします、多分！




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#作戦→←@嫉妬

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