興味が無いので。2【knmc】

58.やばい ページ12

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2人の願い事すれ違いまくってますね
書いてて悲しくなってきました

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you side

あれから、いつの間にか寝てしまっていたようで起きたのは10:00だった。

んーっと伸びをして起きる。看護師さんを呼んで、健康チェックして、ご飯を食べて。そう面白くない昼のニュースを見たりしていた。



いつも通りの生活をしていたけど、ふと思い出す。


『……今日刀也来る日じゃん』



忘れてた。昨日吐いたりしてほんとに思考回って無かった。急いで髪の毛をして部屋を片付ける。緊張してきて吐きそう。


『まあお腹に吐くものないけど……』


時刻は15:00。私は刀也まだ来ないでしょ。と思って散歩に出かけた。

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knmc side

剣「はぁ………………」

毎回休み時間にため息をついてる気がする。昨日は全然寝れなくて、朝部活に寝坊しかけた。

「もちさん朝からため息多くね？」

声をかけてきたのは

剣「……葛葉」

黒髪に、暗い赤目をしている見た目。前髪で目がほとんど隠れているが、よく見るとめちゃくちゃ顔が整っている。

中学の時からの友人でお互い軽口を叩ける仲だ。

剣「今日、Aと会うんです。それでなんか憂鬱で。」

葛「ふーん…あの人まだ入院してんだ？」

剣「色々あってなかなか良くならないらしいです。でも、明日仮退院って形で家に帰ってくる」

葛「叶がさ、Aのとこ行くって聞かないから俺暇なんだな。」


葛葉はぶつぶつと愚痴り始める。確かに叶くん、最近葛葉と居るとこをあまり見なくなった。

剣「明日には叶くんも構ってくれますよ。多分。」

葛「俺が寂しいみたいに言うなよ！！！！」

葛葉はツンデレすぎて困る。叶くんといる時はめちゃくちゃ楽しそうなの気づいてないんだろな。



葛「なんだっけ、今日もちさん妹ちゃんに会いに行くんだろ？」

剣「そう！！めちゃくちゃ緊張してるんだよ！！！」



葛葉はAと関わりがないようで他人行儀だ。ケラケラ笑いながらからかってくる。



葛「そんな心配しなくても大丈夫だって」

剣「葛葉の言うこと信頼できねえー！！！」



いつも通りの生活に少し戻ったおかげで緊張は少しほぐれていた。感謝伝えようか悩んだけど、照れくさくて小声で言うしか無かった。

剣「ありがとう」

葛「あ？もちさんなんか言ったかー？」

持つべきものは友だなあ

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