@奪われた ページ8
※
Aちゃんと両思いだった、という嬉しさで眠れないんじゃないか、と考えていたけどやっぱ布団の心地良さに勝てるわけなく爆睡。
でも近くにAちゃんがいると意識しているからなのか心臓バクバクで暑い。布団を被らずに寝ていた。
渡「……？」
さっきから、少しだけ乱れた呼吸が聞こえてきて、目が覚めた。戸締りをしているし誰も入ってくることは無いだろうに。
少し気になって身体を起こして、背を向けているAちゃんを覗き込む。Aちゃんは脂汗をかいて、震えていた。息が上手くできないのか苦しそうに胸を抑えていた。
渡「Aちゃん、Aちゃん。起きて」
電気をつけて軽く身体を揺らす。一瞬涙目になりながらうっすらと目を開けた。それでも呼吸は乱れたまま。酸欠かな。
渡「声聞こえてる？大丈夫、大丈夫だから」
『う、は…はっぁ…わ、たらいさん』
渡「うん、そう。…怖い夢でも見た？」
『ぅん……』
少しでも落ち着けるように、と背中を擦りながら小さな声で歌を歌う。表情が柔らかくなったのを見て、ほっと息をついた。
幸せな雰囲気で眠れたけど、Aちゃんはその前に…殺されかけた。
多分、セラおが殺した男は俺がこの前任務で入った施設にいた男。なんのためにそこに入ったのかは忘れたけど。顔を見られていたような気がする。
元々“裏”では名前の知れた男だったから他の男からも殺しの依頼が来ていたんだろう。顔を知られた奴が死んでくれるのは助かるから。
でもまさか、Aちゃんに手を出すなんて思ってもいなかった。
悔しくて、少しだけ泣きそうになる。Aちゃんに怖い思いをさせた。ほんとは俺と関わらない方がいいのに。
でも、Aちゃんに惹かれる。
俺はいつからAちゃんに心を盗まれていたんだろう。
怪盗なのに、
奪われる側か。
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Umbrella☔️ - リクエストいいですか？夢主ちゃんが小さくなる(幼児化的なの)みたいなの見てみたいです‼️ 更新頑張ってください😆!!! (7月8日 18時) (
レス) id: 975b4e6ad5 (このIDを非表示/違反報告)
雨(プロフ) - らむねさん» 最後まで読んで頂きありがとうございました〜♡嫉妬書きたいと思ってました！書きます！✋🏻 (7月1日 20時) (レス) id: 04b1b01f1e (このIDを非表示/違反報告)
雨(プロフ) - 架音さん» 最後までお付き合い頂きありがとうございました〜！♡プール！いいですね👍🏻💗書きます〜！ (7月1日 20時) (レス) id: 04b1b01f1e (このIDを非表示/違反報告)
雨(プロフ) - realさん» 沢山キュンキュンさせられましたか？🫣良かったです〜！♡リクありがとうございます！了解です〜👍🏻 (7月1日 20時) (レス) id: 04b1b01f1e (このIDを非表示/違反報告)
のんふぇる(プロフ) - ここ最近でよんだ夢小説のなかで1番ドキドキしました。完結おめでとうございます！！ (7月1日 19時) (レス) @page34 id: f03404ea14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨 | 作成日時：2023年6月20日 20時
