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中編くらいになりそう

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you side

あれから私はリリの家に来ている。
剣持さんと家長さんは1度家に帰って着替えるらしい。制服だと目立つしね。

今は二人きり。少し長い沈黙の末、口を開いたのはリリだった。

夕「A、久しぶりだね」

『…よく言えるね、白々しい』

夕「…私が急にいなくなって怒ってますか?」

私は力いっぱいリリのことを思いっ切り押してベットに押し倒す。

そしてお腹の底から声を張り上げた。

『私が!!!どれだけリリのこと好きだったか知らない癖に!!!!』

リリは何も言わない。エメラルドみたいに輝く目を離そうともしない。


気まずくなって押し倒す力を弱めて、拘束をとる。

夕「A……ごめん、ごめんなさい。急にいなくなって嫌でしたよね。ごめんなさい。」

ぎゅと抱きしめられる。

『怒ってる、でもそれ以上に再会出来たことが嬉しい。』

すぐ許してしまう私。リリちゃんにだけは昔からそうだった。好きで好きでたまらなくて、ついつい甘やかしてしまう。

夕「ふふ、そう言ってくれると思いました。






……で?Aは何でここに来たんですか?」


ドキリと心臓が鳴る。嫌な音。
なんて言おうか、人を殺した。だから逃げている。なんて言えるわけない。

呼吸がしづらくなる。
ひっひっと喉が成り始めて、震える。
リリはすぐ異変に気がついて背中を摩ってくれる。

夕「…言いにくいことでした?すみません」

そう言ってから何も言ってこなくなつた。
少しして落ち着いた後、リリはこう言った。

夕「何があったか聞きませんけど、家が無いんでしょう、なので家に泊まりませんか?」

『へ、めちゃくちゃありがた、いんだけど…』

夕「ありがたいんだけど?」

死に場所探す旅しようと思ってるの。
なんて言ったらぶっ飛ばされるかな。

『今度は私が…急に居なくなるよ』

それでもいい?と聞くとリリは頷いてくれた。

『じゃあ…お世話になります』

それから私はリリの家で2日間過ごした。
何故か警察は何も言わなくて、ニュースにものらない。だから安心しきっていたのだ

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ひゅうがなつ(プロフ) - 可愛くて少し甘酸っぱいような素敵な文章で癒されました!頑張ってください〜! (2023年3月11日 10時) (レス) id: 44a03850b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年3月7日 6時

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