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｢ふぁ……｣
グっと背筋を伸ばして、短い欠伸を一つ落とした。眠い目をこすって殺風景な部屋を見渡す。
今は……７時か。
ちょっと遅かったかな。
普段5時前に起床する私にとって、７時は少し遅いというラインに入る。でもまぁ今日は涼チビと梛と出掛けるだけだし。
この時間でも問題はないかな。
本来、今日は家で焦凍とゆっくり過ごすつもりだった。久し振りの休みだし土曜だし。
でも昨日───。
｢で、今日は何で喧嘩してたの？｣
｢明日土曜日でしょ休日でしょ!!だからAちゃんを遊園地に誘って一緒におデートしようと思ってたの！でも何の偶然かなっちゃんも涼ちゃんのと同じ遊園地のチケットを持ってて｣
｢……それでどちらがAさんと行くか口論に｣
｢…成程。そんな事か｣
｢｢え？｣｣
｢それなら─｣
三人で行けばいい。
これが私の出した提案だった。別に行きたいわけじゃなかったし正直言って行くとするなら静かな梛の方がいい。
でも、あの場を早急に片付けるにはアレが一番の得作だと思ったのである。
また喧嘩して騒がれちゃ面倒だし。
｢とにかく、準備しなくちゃ｣
布団をそそくさと畳んで、押し入れにしまう。乱暴に部屋着を脱ぎ捨て黒味のセーター。薄いジーパンを履けば服は終わり。
特にお洒落とかは考えないから私の服は全てモノトーンだ。
暖色のものは一切無い。
あ。でも、ワイン色のシャツは暖色に入るだろうか。
簡単に必需品をリュックに詰めて背負い。
スっと襖を開け廊下に出た。
｢あ！A姉おはよう｣
｢あぁ。おはよう焦凍｣
｢あれ？お出掛けでもするの？｣
私の服装を見ると、寂しそうに眉を下げ聞いてきた焦凍。今日は一緒にゆっくり出来ると思ったのに……と言わんばかりの目で私を見上げてくる。
…一々反応が可愛らしい。
家の弟はズルいと思う。
｢ごめんね焦凍。早目に帰ってくるから｣
｢…………ぅん。待ってる｣
頭を撫でれば、目を細め柔らかく微笑む焦凍。
本当に可愛らしい。
｢じゃあ行ってくるよ｣
｢うんっ。行ってらっしゃいA姉｣
笑顔で軽く手を振る焦凍に背を向けて、玄関を抜けた。
お土産、いっぱい買って帰ろう…………。
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よる。(プロフ) - りんごさん» りんごさん…！！本当にいつもありがとうございます(´；ω；`)りんごさんの一つ一つのコメントに癒されています… 私も大好きです！では！ (2017年9月25日 18時) (
レス) id: 01ec13c248 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - よる。さん！番外編お疲れ様でした！うん。大好きです。はい。←ぇ 大好きです！では！ (2017年9月25日 1時) (レス) id: 1a1ba15a63 (このIDを非表示/違反報告)
剣楽さん家のメロンパン(プロフ) - よる。さん» 頑張れ！親衛隊はいつでもいつまでもよるのことを応援してるよ！！応援してるよ！！ (2017年9月20日 18時) (レス) id: 7da4a64e57 (このIDを非表示/違反報告)
よる。(プロフ) - ありさ06アレンさん» ありささん２度目のコメントありがとうございます…！本編の方に集中して頑張っていきますのでどうぞよろしくお願い致します◎ (2017年9月20日 18時) (レス) id: 01ec13c248 (このIDを非表示/違反報告)
よる。(プロフ) - yuriさん» ゆりありがとー！！やっと完結できた…！これからも頑張るね！応援よろしくっす( ω )！ (2017年9月20日 18時) (レス) id: 01ec13c248 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よる。 | 作成日時：2017年1月31日 17時
