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no-side
デート。当日。
｢A｣ ｢A姉｣
珍しく、それはもう珍しく暖色に揃えた華やかな服を身にまとうA。
美しくて仕方が無い。
華の様な彼女のその姿に、酔いしれつつ、見惚れつつ。2人の男は膝を付き、手を差し伸べた。
壮麗が辺りに飛び漂うそこだけの空間。
それはまるで、おとぎ話に登場する誠実な騎士(ナイト)と気高き女王のよう。ふと。女王が静かに瞼を下ろした。自身に向け差し伸べられた2つの手のひら。
どちらを選ぶべきか、考えているだろうか。
スっ。
女王が目を開いた。
｢早く行こう｣
｢｢えっ｣｣
まさまさかの。
女王はどちらの手も取らなかった。
颯爽と2人の間をすり抜け、さいそくの言葉を投げかけたのだ。ポカンと固まる騎士2人。
空気を察したように
女王が優美に振り返る。
｢悪いけど、どちらも選べない｣
無表情で告げた女王。
そのたった一言は、たったの一言ではあるが、それでも物凄く重い想い感情が詰め込まれた言葉だった。
なので。
騎士達は瞬間的に落胆した。
しかしその落胆は、一変して羞恥に変わる。
面白い程。一変して。
｢ズボンが後ろ前逆の騎士と第二ボタンを閉め忘れている騎士2人なんて、誰だって嫌だよ？ 身だしなみには気を付けなきゃね｣
｢えっ、あ、ぁっ｣
｢………しまった｣
顔を真っ赤くするズボン後ろ前
逆に着ていた右側の騎士(焦凍)。
と、
眉間に皺を寄せる第二ボタンを
閉め忘れていた左側の騎士(弔)。
｢……ふふ｣
柔らかに笑う、女王。
｢ご、ごめんA姉!! 今すぐ着替えて来るから!!!(緊張のし過ぎで服にまで気が回らなかったクソやっちまったクソ！)｣
｢俺はもう整え終わったから先にAと行ってるぞ。後で来いよ。…出来れば来ないでほしいけど｣
｢お前は黙ってろ。ちゃんと待ってろよ、A姉に手を出したりなんかしたら俺が滅すからな｣
実は、こう言う時間が一番
好きだったりする女王。である。
＊本懐エモーション⏩完＊
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よる。(プロフ) - りんごさん» りんごさん…！！本当にいつもありがとうございます(´；ω；`)りんごさんの一つ一つのコメントに癒されています… 私も大好きです！では！ (2017年9月25日 18時) (
レス) id: 01ec13c248 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - よる。さん！番外編お疲れ様でした！うん。大好きです。はい。←ぇ 大好きです！では！ (2017年9月25日 1時) (レス) id: 1a1ba15a63 (このIDを非表示/違反報告)
剣楽さん家のメロンパン(プロフ) - よる。さん» 頑張れ！親衛隊はいつでもいつまでもよるのことを応援してるよ！！応援してるよ！！ (2017年9月20日 18時) (レス) id: 7da4a64e57 (このIDを非表示/違反報告)
よる。(プロフ) - ありさ06アレンさん» ありささん２度目のコメントありがとうございます…！本編の方に集中して頑張っていきますのでどうぞよろしくお願い致します◎ (2017年9月20日 18時) (レス) id: 01ec13c248 (このIDを非表示/違反報告)
よる。(プロフ) - yuriさん» ゆりありがとー！！やっと完結できた…！これからも頑張るね！応援よろしくっす( ω )！ (2017年9月20日 18時) (レス) id: 01ec13c248 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よる。 | 作成日時：2017年1月31日 17時
