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＊
｢一緒にマフラー使いませんか？｣
────。待て待て。
俺は何を言ってんだ。
よく考えてみろ俺。……。
一緒にだぞ!!? 一緒に使うんだぞ分かってんのかぁあ!? Aさんと一緒に身を寄せあって一つのマフラーを首に巻くんだぞなんて発言してんだ馬鹿か俺は涼羽(馬鹿代表チャランポラン生物パッパラー)じゃあるまいし!!! 変態とか思われねぇかな今ので！ 軽蔑されたら俺もう生きていけな─
｢じゃあ使わせて貰おうかな｣
｢へ………？｣
間抜けな声が落ちた。
い、今Aさん何て？
｢そのマフラーに、私も入っていいかな｣
俺の心中を察してくれたのだろう。
またまた硬直していた俺に気を利かせてもう一度言葉を掛けてくれた。それも分かりやすい言い換え付きで。
………なんかじわじわする。
｢俺は勿論、全然良いんですけど…｣
｢うん？｣
｢……………Aさんは良いんですか？｣
俺なんかと、その。
恋人でも何でもないのに。
色々と嫌では無いんですか？
｢……………………｣
恐る恐る、口に出した。
真顔のAさんを子犬のようにそっと見やる。
｢君だからいいの｣
｢！！ ……………｣
｢逆に何が嫌なの？｣
じわ…、
じわ…。
───ヤベ。
｢梛と居て嫌なことなんてひとつも無いよ｣
涙腺が震える。
｢もう少しそっちに寄ってもいい？｣
｢……っはい｣
必死に涙を堪えて、すぐ肩下まで寄り添って来たAさんにマフラーを巻いた。綺麗な赤髪ごと巻き込んで。軽めに。
その後自分の首にも。
(マフラーって)
こんなに暖かい物だったっけ。
｢凄く暖かいね｣
｢はい｣
｢何だか、梛の匂いがする｣
｢……俺の匂いですか？｣
｢うん。落ち着く……………｣
｢！！？｣
ストン───。
Aさんが俺の肩に頭を乗せた。
ふんわりと香ってくる甘い匂い。
そして、グっと近づいた俺達の距離。
Aさんは何の意識もしていないんだろうけど、俺の心臓は煩く鼓動音を鳴らしている。
｢あ、あのAさん、な、何故その｣
｢…ごめん。眠過ぎて首が座らないんだ｣
｢い、いえっ｣
ドキドキドキ。
な、なんかコレ、恋人同士みたい。
って何考えてんだ俺は!!! Aさんと俺じゃ明らかに不釣り合いだろうが!!
｢……………｣
でも、でも。
でもやっぱり。
｢好き、です……｣
貴女の事が、何よりも好きで
どんな物事よりも興味があって
俺の中で何よりも大きくて。
｢Aさん｣
歯止めが利かない。
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よる。(プロフ) - りんごさん» りんごさん…！！本当にいつもありがとうございます(´；ω；`)りんごさんの一つ一つのコメントに癒されています… 私も大好きです！では！ (2017年9月25日 18時) (
レス) id: 01ec13c248 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - よる。さん！番外編お疲れ様でした！うん。大好きです。はい。←ぇ 大好きです！では！ (2017年9月25日 1時) (レス) id: 1a1ba15a63 (このIDを非表示/違反報告)
剣楽さん家のメロンパン(プロフ) - よる。さん» 頑張れ！親衛隊はいつでもいつまでもよるのことを応援してるよ！！応援してるよ！！ (2017年9月20日 18時) (レス) id: 7da4a64e57 (このIDを非表示/違反報告)
よる。(プロフ) - ありさ06アレンさん» ありささん２度目のコメントありがとうございます…！本編の方に集中して頑張っていきますのでどうぞよろしくお願い致します◎ (2017年9月20日 18時) (レス) id: 01ec13c248 (このIDを非表示/違反報告)
よる。(プロフ) - yuriさん» ゆりありがとー！！やっと完結できた…！これからも頑張るね！応援よろしくっす( ω )！ (2017年9月20日 18時) (レス) id: 01ec13c248 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よる。 | 作成日時：2017年1月31日 17時
