姉愛［230］｡ぞろぞろ｡ ページ30
100%か。私ちゃんと約束守れたのか。
うん。天哉が言うんだから間違いないよね。
良かった。これで天晴にまた会いに行ける。
｢ねぇA姉｣
｢なに焦凍？｣
1人安心していると、甘えるような声色で呼ばれた。姉を名前の後に付けて呼ぶ人物は1人しか居ないのですぐに顔を向けてやる。
眉を八の字にして物欲しそうに私を見つめてくる弟の焦凍。
その目は一体何を求めているのかな。
｢俺も頭撫で撫でし｣
｢む！？ 何故お前がここに!!!｣
｢どうしたんグラントリ…のぅ!!?｣
焦凍が石みたいに固まった。
突然飛んできた2つの対照的な声。
一つは聞いたことのある年季の入った声。
もう一つは、初めて聞く関西弁。
目を向ければ、出久の顔面にキックをかましている爺ちゃまと細道を出た所で硬直し続けているキノコヘアーの男の子がいた。すぐに理解した。
あの子が巳沸騰亜だな。
ってあれ息してるのか？
｢おぉ！？ 嬢ちゃんまでいるじゃねぇか！｣
｢嗚呼、久し振り爺ちゃま。元気そうだね｣
｢お前もな！ 相変わらずべっぴんだぁな！｣
ハッハと高笑いをする爺ちゃま。
……マスコットみたいで可愛い。
｢え、お姉さんグラントリノと知り合いなんですか？｣
｢うんまぁ。それよりあそこで石みたいに固まってる子は放っておいていいのかな｣
｢あっああぁ騰亜さんどうしたんですかしっかりして下さいー!!｣
あわあわしながら声をかける出久。
しかしビクともしない巳沸騰亜。
横でも焦凍が石みたいに固まってる。
何、君達寸劇でもしてるの。
なんて思って呆れ顔で見ていると。
｢細道ってここか！？ …あれっ？｣
｢応援要請承って来たんだが………｣
｢子供がいる！？ 美女も！？｣
｢こいつ！ ヒーロー殺し！｣
ゾロゾロとヒーロー達が群がって来た。
その人波に流され、巳沸騰亜も自然とこちらへ距離を詰める。因みにまだ石化したまま。
｢騰亜お前いい加減目覚ませ｣
言って脇腹に蹴りを入れる爺ちゃま。
｢ぐふぉえっな、何！？ 痛いんやけど…！｣
｢と、騰亜さん大丈夫ですか！？ って言うかいつも通りに戻ったんですね！｣
｢え？ 出久君？ いつも通りって何………？｣
｢え？ え、あの、さっき凄くクールになってて｣
｢え…？ 僕がクール？ ええぇ何それこわぁ……｣
何の話してるんだ君達。
｢何言っても無駄だぞ小僧。騰亜は戦闘中の出来事に関しては何も覚えてな｣
っ！
｢伏せろ!!｣
｢伏せて！｣
バサァ……!!!
何か来た。
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よる。(プロフ) - 鈴里風夢さん» コメントありがとうございます！作品を好きになって貰えてとっても嬉しいです(`・ω・´)これからも頑張ります！続編行きますよー！！！ (2017年10月20日 18時) (
レス) id: 01ec13c248 (このIDを非表示/違反報告)
鈴里風夢(プロフ) - すごくおもしろいです！！この作品大好きです！続編楽しみに待ってます！！ (2017年10月17日 1時) (レス) id: 442db9e64e (このIDを非表示/違反報告)
よる。(プロフ) - りんごさん» り、りんごさん…！いつも熱い応援ありがとうございます(´；ω；`) 遂に６ですね…早いものです… これからも頑張ります！私もりんごさん大好きですよ！！ (2017年10月13日 13時) (レス) id: 01ec13c248 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - あわわわわ、遂に６になるのですね。凄いです・・・！よる。さん、愛してます←ぇ ごめんなさい、大好きです。はい。これからも読み続けます！では！ (2017年10月13日 1時) (レス) id: 1a1ba15a63 (このIDを非表示/違反報告)
よる。(プロフ) - 黒猫さん» コメントありがとうございます！この調子で頑張っていきます！物凄い亀更新ですぜひぜひ待ってやって下さい… 頑張りますー！！ (2017年10月12日 20時) (レス) id: 01ec13c248 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よる。 | 作成日時：2017年7月24日 16時
