GAMEEX HOT LIMIT 07 ページ7
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路々森「ほら、誰もいないだろ。
このタワーには、ボクらしかいないんだから。」
更屋敷「で・・・でも、さっき確かに声が・・・」
路々森がちらりと浴槽の真ん中にある岩山を見つめた。
そこには、不自然に波打つのが見えた。
路々森「(なるほどにゃー。彼らか…)
…あ〜また幽霊かもしれないにゃ〜。」
更屋敷「ちょっ…やめてください。」
路々森が、怖がる更屋敷を抱きしめて
優しく体を撫でる。
更屋敷「くすぐったい…。
もう、変な触り方ばっかりして…や、やだっ。」
男4人「「「「………」」」」
更屋敷「やめんかい。(ドコッ)」
更屋敷が、あまりの恥ずかしさのあまりに路々森を…殴る。
男4人「(ひぃぃぃぃぃ)」
入出「(ユズ先輩ィィ)」
入出「な、なんで…?」
鬼ヶ崎「混浴、なんじゃねェか?」
朔夜『いや、そんなはずは…。まさか、パカが…!?』
入出「いやいや…殺されます。俺たちは、これから殺されます。」
入出の脳内は…。
”鮮血!湯けむり殺人事件
−顔面クラッシャー編ー”
入出「ああ…赤い…。想像したら、顔面痛い…。」
忍霧「大丈夫だ、入出…!それは、幻痛だ。」
駆堂「つか、トラウマだろ。」
入出「…そうだ!」
先程まで、顔面を両手で抑えて項垂れていたアホ毛が、
ピーンと、立つ。
入出「こう…。
後ろ向き、ホールドアップで出ていけば…“半殺し”で済まないでしょうか?」
両手を挙げる入出。
駆堂「なんでだよ…。銀行強盗とでも対峙してんのかよ。」
入出「似たようなもんですよ。」
朔夜『半殺しにはされるんだ…。』
入出「決定事項ですね。」
駆堂が呆れ顔で、入出の手を下げさせる。
高校生4人がそんな話しをしているのを尻目に、岩山から、そろりと覗き込もうとする鬼ヶ崎。
それに気が付き、鬼ヶ崎の元へ近寄る
忍霧「鬼ヶ崎・・・?なにをしている」
入出「血液が混ざり、鉄分を吸った温泉でますますカリンさんは健康に・・・(ブツブツ)」
鬼ヶ崎「ん?いや、せっかくだから」
グイ
忍霧の右手にはいつのまにかナイフが握られていて
鬼ヶ崎の項に刺さる。
鬼ヶ崎「いてて」
忍霧「は、破廉恥だ!覗きなどと…」
鬼ヶ崎「はー?顔面ゆでダコの奴がなに言ってやがる?」
忍霧「ち、ちが…これはマスクが蒸れて暑いだけだ!」
駆堂「だよなァ?!取れや!!」
入出「しーっ!しーっ!」
朔夜『静かに!バレるよ!』
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らでゅれ - 面白いです!続き楽しみにしてます (2023年2月25日 18時) (レス) @page42 id: 49c8e277e5 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - 一気に読むほど面白いです。早く続きが読みたいです。 (2022年9月12日 11時) (レス) @page10 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
バギアス(プロフ) - 面白い ハマった \(^o^)/ (2022年6月3日 15時) (レス) @page2 id: 9d13356054 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルンバ | 作成日時:2022年4月10日 14時