音楽少年は…。3【ナカノヒトゲノム】［男主］ (ページ34)

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GAME 10 SACRIFICE 10 ページ34

朔夜said

生け贄が決まり。
ついに、鬼たちを待つことに。

が…

キッカ「清め酒です。」

キッカちゃんの手には、"鬼潰し"となんとも物騒なことが書かれた酒瓶があった。
お酒をアカツキへと渡す。

キッカ「鬼の好物でもあります。」

朔夜『好物なのに、”鬼潰し”なんだね。』

路々森「いいかい、あっきー。君は決して、言葉を発してはいけない。男だと、バレてしまうからね。」

入出「はい。」

アカツキくん…なんでだろう…絶妙に似合ってるな…。

路道々森「もしものとき、裏声で話すんだよ。さっき教えたやつ、やってごらん。」

え…なんか変なこと教えてそう…。

入出「ハァイ！！！ボク、あっきー☆」

・・・。

朔夜『本当に何を教えてるのユズさん！？！？』

ブフォッ

ユズさんとアンヤくんが吹き出して大笑いしていた。

駆堂「ぎぁはははは！！！お前、遊ばれてんぞ！」

更屋敷「完っ全に、遊ばれてるわね…。ていうか、こっちも…。」

カリンちゃんの言葉と共にみんなの視線がある人物へと移る。

アカツキくんと同じく、生け贄の衣装を身にまとうマキノくんの姿。

忍霧「……なぜ、逢河なんだ？」

ザクロくんが、不思議そうな顔をしていた。