音楽少年は…。3【ナカノヒトゲノム】［男主］ (ページ31)

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GAME 10 SACRIFICE 07 ページ31

朔夜said

ユズさんが残りのメンバーへと振り返る。

路々森「他に立候補は＿＿。」

アカツキくんが高々と手をあげる。

路々森「だと思ったよ。」

鬼ヶ崎「ただ、これだと野郎ばっかだぜ。娘はいねェが大丈夫かい？」

朔夜『確かに…女の子もいた方がいいんでしょうか？』

カイコクさんと俺の一言により、どこから出てきたのかわからないけどアホ毛にリボンを巻いて俺たちに見せるアカツキくん。

鬼ヶ崎「ん…あァ。似合ってる似合ってる。」

朔夜『…凄い、雑。』

と、話が進む中
おずおずと、手を挙げキハチ長老が話し始めた。

キハチ「それはいけません。はるか昔より伝わる巻物によると…
彼奴、美人で特に娘はボンッキュボンッを好むと伝承されておりますじゃ……」

大広間が一瞬で、静まり返った。

こ、この人は何を言っているんだ！？！？

駆堂「厳かに何言ってんだ、ジジィ…」

再び、アンヤが胸倉を掴み上げて吊るし上げる。

キハチ「お…おぐぅ…」

キッカ「お、おじいちゃああああん！！」

キッカちゃんに叫ばれて仕方なしに手を離したアンヤくん。

駆堂「あーもう…じゃあ、オカルト女！！行け！！」

更屋敷「！？いやよ！！
もともと冗談じゃないけど、今の流れでなおさら、嫌だわ！！」

うん…今の流れで女の子を指定するとセクハラ感が…。

駆堂「あ！？順番的にもテメーが適任だろーが！！」

更屋敷「いや！！」

朔夜『んー…。こんなに危険なゲームに女の子はあまり参加して欲しくないけど、どうするべきなんだろうね…？』

カリンちゃんとアンヤくんが言い合いを始めてしまった。

更屋敷「あんたが、肉まんふたつつけていけばいいじゃない！！」

駆堂「誰がつけるか！！！」

伊奈葉「あの…火傷するので、サラシとか巻いたほうが……。」

駆堂「やんねーよ！！的確なアドバイスいらねーよ！！」

忍霧「待て。駆堂は顔が邪悪だ。かえって鬼を刺激するのでは……」

駆堂「表出ろやコルアァァァ」

ザクロくん…閃いた！みたいな顔で言われても……。