音楽少年は…。3【ナカノヒトゲノム】［男主］ (ページ27)

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GAME 10 SACRIFICE 03 ページ27

朔夜said

道で広がる俺たちを注意するのはやはり、この人。

駆堂「オイそこ広がんな。通行の邪魔だ。」

ヤンキーっぽいけど、アンヤくんは基本的に真面目なんだよね。

にぎやかな街を抜け、どうやら目的地に着いたようだが、たどり着いた場所は、日本家屋の大きな屋敷だ。

パカ「さあ、着きました。ワタクシの案内はここまで。
あとは、中にいる長老から話をお訊きください。
今回の実況メンバーは、4名以上。
ただし、隠密中心のステージゆえ、大人数での行動はおすすめしません。
それでは…ご武運を。」

パカは、手にしていたパカメラをアカツキに預け、来た道を1人で引き返して行った。

ﾑーー

路々森「とりあえずは、話だけはみんなで聞こうか。」

朔夜『そうですね。』

シン…

目の前の屋敷からは誰も出てくる気配はなく、俺たち8人も誰ひとりとして動かないでいた。

更屋敷「だ…誰か、行きなさいよ…。」

と言われて、動くわけがなく。

しかし、

入出「じゃあ、俺が行きます。」

アカツキくんという例外がいた。

駆堂「オイ、待て待て待て！！」

アンヤくんがアカツキくんをつかみ引き止める。。

駆堂「テメー少しは警戒しろ！！」

入出「大丈夫ですよ。長老の家。
王の玉座と言えば、RPGでいうスタート地点です。
しょっぱなから、刃物でグサーッなんてことは…」

アカツキくんの目の前の扉が"ギ…”と音を立てて開いた。