音楽少年は…。3【ナカノヒトゲノム】［男主］ (ページ26)

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GAME 10 SACRIFICE 02 ページ26

朔夜said

鬼ヶ崎＆入出「「・・・。」」

伊奈葉「ここ…。今までの場所とは、なんだか雰囲気が違いますね…。」

ヒミコちゃんが周りを見渡しながら言うと、

更屋敷「ヒ…ヒミコちゃん怖い？大丈夫？怖い？」

顔を青くしたカリンちゃんが声をかけた。

怖いを２回言った…。よっぽど怖いのかな?カリンちゃん。

確かに、お面を被った人たちは不気味。

更屋敷「なんだったら、私、手つなぐわ。ねっ、繋ぎましょう。それがいいわ。」

矢継ぎ早に、言葉をつなげるカリン。
その顔は、青く半べそかいていた。

は…はいと、若干引いているヒミコちゃんは、承諾したようだ。

べちょり…。

伊奈葉「(手汗が・・・)」

朔夜『カリンちゃん、ヒミコちゃん大丈夫…?』

伊奈葉「わ、私は大丈夫ですけど…」

更屋敷「も、も、もちろん大丈夫ですよ！Aさんも怖いんですか？！怖いんですね！手繋ぎましょう！！」

朔夜『えっ…うん。まぁ、いいけど…。』

よっぽど怖いんだな…｡
手汗がすごい…w。

カリンちゃんとヒミコちゃんと俺が手をつないでいるところを見たユズさんとアカツキくん。

路々森「ずるい！いいな！！ボクも交ぜてくれ！！」

入出「俺も！！俺も！！」

ユズさんとアカツキくんが混じり、道のど真ん中で広がる。

アカツキ、ヒミコちゃん、カリンちゃん、俺、ユズさん、の順だ。
弧を描いて広がり、組体操とかでよくやる扇の完成。