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GAME 09 KEEP TRYIN' 05 ページ14

ユズさん、カリンちゃんと分かれて外へ出て、森を抜けた先にあるテーマパークの様な街へ向かった。
離れた山のほうで雨雲が見える。

朔夜『(雨降りそうだな…。)』

ゴロゴロ...

朔夜『雷…。』

せっかく外出たけど、戻ろうかな・・・。

朔夜『…ん?あれは、カイコクさんとザクロくんかな?』

カラン

下駄の音を立てながら街を散策しているカイコクさんと、その後ろをつけて歩いているザクロくんを見つけた。

朔夜『あの2人だけで放っておくとまた何かやらかしそうだ…。』

鬼ヶ崎「(…。やっぱり、誰もいねェか。どっかに隠れてたり、なんてこたァ…。)」

建物の窓から中を覗き込むと、
うっすらと人影が映り込む。

鬼ヶ崎「(ビクッ)…亡霊かい。お前さん、その気配消して背後に立つのやめてくんな。」

…カイコクさんとザクロくんのは何を話しているんだろう?
少し遠いから口の動きも読めない。

忍霧「そんなつもりはないが」

後ろに立っていたザクロくんがカイコクさんの隣に移動する。

忍霧「…無茶をすると、またみんなに迷惑がかかる。」
鬼ヶ崎「…なんでぇ。説教しに来たのかい?」

グッ
番傘を持ち上げるカイコクさん

ガシャッ

まさかの、目の前の建物の窓ガラスを叩き割った…!?

忍霧「おい…!」

割った窓ガラスから中に入るカイコクさんとザクロくん。

朔夜『はぁ…本当、何やってんの?あの2人…。」

また、好き勝手やると次は見逃してくれるかどうか…。

ガチャ

中を覗き込むと、
飲食店のようなモチーフの店内だった。
その店内のものだろうコップを持ち上げる。

鬼ヶ崎「やっぱり、人の気配がねェな。ホコリを被っちゃいるが新品だ。」

忍霧「…確かに、芝居のセットの中にいるみたいだ。
ゲーム用の無人の街というのは本当だったか。」

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らでゅれ - 面白いです!続き楽しみにしてます (2023年2月25日 18時) (レス) @page42 id: 49c8e277e5 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - 一気に読むほど面白いです。早く続きが読みたいです。 (2022年9月12日 11時) (レス) @page10 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
バギアス(プロフ) - 面白い ハマった \(^o^)/ (2022年6月3日 15時) (レス) @page2 id: 9d13356054 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルンバ | 作成日時:2022年4月10日 14時

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