音楽少年は…。3【ナカノヒトゲノム】［男主］ (ページ13)

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GAME 09 KEEP TRYIN' 04 ページ13

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静かに食事をしている入出の前に座り、更屋敷が話しかけながら食事をとる。

入出「アンヤくん、睡眠薬切らして、
ここ数日まともに眠れてなかったんです。

でも、パカさんに頼むのは嫌がったんで、
俺が代わりにお願いして取り寄せてもらったんですが・・・」

ｺﾄ

机の上に、睡眠薬が入った瓶を置く。

入出「グーで、殴られました。」
路々森「・・・ああ、そういうこと」
更屋敷「嫌がりそうね。」
路々森「元気出せ、あっきー！」

入出の隣に(いつの間にか)座っていた路々森は
入出の背中をバシバシと叩く。

路々森「アン坊なら、そのうち機嫌を直すさ。
手を出した手前、今は引っ込みがつかないだけだよ。」

伊奈葉が、コクコクと首を縦に振りながら、
寝ている逢河の口におにぎりをぐいぐいと、押し込んで介護をしていた。

路々森「それより、今日カイさんやザッくんを見たか？」

入出「今日はまだ、見てないです。」

更屋敷「私も」

路々森「そうか・・・。ゆいくんが見つけてるといいな…
あ、いや、アルパカ君のお怒りの件があったからね。
少し気になっただけさ。」

みんなが不思議そうな顔をするので説明をすると
みんな納得したような表情を浮かべる。

そんな中、
山のほうからゴロゴロゴロ・・・と
雷の音が聞こえてくる。

入出「ひと雨きそうですね。」