音楽少年は…。2【ナカノヒトゲノム】［男主］

GAME 08 POISONER 09 ページ39

入出side

ﾌﾟｽ
ｼﾞｭｳｳｳｩｩー

ユズ先輩に言われた通りにアンプルを蔦に刺すと、音を立てて枯れていく。

入出『繁殖が早いぶん、枯死も早いですね。』

駆堂「グズグズすんな、次行くぞ。」

次はの階への道を蔦が塞いでいた。

駆堂「んだコレ。邪魔くせぇな・・・。」

アンヤくんの様子は昨日までとは違って、寝たそうな感じでは無い…

ｻﾞｯｻﾞｯ

でも、

入出『アンヤくん』

駆堂「あー？」

入出『アンヤくんの睡眠薬のことなんですけど…』

今回はAさんが"たまたま"持っていたからよかったんです。

駆堂「………」

入出『パカさんに頼めば用意してくれると思うんです。』

先程とは、打って変わって嫌そうな顔。

駆堂「ヤダ。ぜってーヤダ。なんで、あんな野郎に頭さげなきゃなんねえんだよ。」

なら…

入出『…。俺が頼んでみますから。』

駆堂「(ｲﾗｯ)余計な真似すんな！！」

ｶﾞｱﾝｯ

入出『…。でも』

駆堂「テメーがあいつに頭下げんのもムカつく！！」

怒ったまま、先頭をズカズカと歩くアンヤを見て
後ろにある監視カメラへと話かける。

入出『パカさん、観てますよね。』

全員で

入出『あとでお話があります。』


_____________



ﾋﾟ…

ﾋﾟ…

パカ「………なんなりと、入出様。」

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