音楽少年は…。2【ナカノヒトゲノム】［男主］

GAME 08 POISONER 06 ページ36

朔夜said

日が暮れてきたため一旦全員集合し、作戦の確認をする。

路々森「いいか。
蔦を辿って、できるだけ中心を見極めたまえ。
根に針を刺さらない場合は、表皮を剥ぐか、傷をつける。
一体あたり、４・５本刺せば十分だろう。」

紙には。
20F-10F をアカツキくんとアンヤくん
9F-B1を鬼ヶ崎さんとザクロくんが担当することが書かれていた。

簡単な図で、アンプルを刺すところを示している。

路々森「行動組は必ず二人一組だよ。夜でも単独行動は避けろ。」

駆堂「おう」

朔夜『アカツキくんは一番気を付けてね。』

入出「はい」

路々森「待機組はここを絶対に死守する。
ボクは、引き続き次の策を練ろう。

カリリンはボクの補佐。ひーみんは夕食の支度。
ゆいくんはボクらの護衛。マキマキはぐっすり寝てくれ！」

逢河「んごーーーー…」

駆堂「…なんかA以外そっちラクじゃね…？
夕飯しか生み出されてなくね…？」

路々森「ソンナコトナイサ」

朔夜『俺は大丈夫だよ。このくらいなら護衛できる。』

路々森「あとは、合言葉だが…そうだな」

カリンちゃんを見てニヤリと笑うユズさん。

更屋敷「な、なんですか…」

路々森「カリリンを合言葉にしよう。
みんなは何を連想する？」

スウ…と、アカツキくんの手が静かに挙がる。

入出「顔面陥没…」

路々森「それは、あっきー限定だな。
もう少しみんなが共感するものを」

何気なくカリンちゃんがディスられている気がする…。

GAME 08 POISONER 07→←GAME 08 POISONER 05

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す