音楽少年は…。2【ナカノヒトゲノム】［男主］

GAME 07 HER PRETENDER 14 ページ29

朔夜said

地下に戻るまで、俺たちはとても静かだった。

朔夜『た、ただいま。』

路々森「今戻ったぜ！
あっきー、ザッくんありがとう。今から実験するから、カイさんもう一度で悪いんだが用心棒を頼めるか。」

鬼ヶ崎「...ああ、いいぜ」

ユズさんとカイコクさんは2人でマンイーターの入った袋と小道具等をもって冷蔵庫へ。

実験中♡のぞいちゃダメ!ユズ

という貼り紙がされている。

朔夜『アンヤくんも起きたんだね。』

駆堂「ん…怪我は？」

朔夜『大丈夫、ちゃんと手当て受けたから。
アンヤくんの方こそ、心配したよ。』

アンヤくんへ、真っ直ぐと向き直してみる。

朔夜『...不眠症？』

駆堂「？！…誰から聞いた？」

朔夜『誰にも聞いてないよ(笑)』

〈コツン〉

アンヤくんの前に睡眠薬が入った瓶を置く。

駆堂「じゃあ、なんで...？」

朔夜『あぁ…アンヤくん程じゃないけど、俺も似たようなもんだから。とりあえず、俺の薬一週間分あげる。』

駆堂「…。」

朔夜『倒れても知らないよ。』

と言って、少し微笑む。

駆堂「...ありがとう。」

そこで、ボソッボソッと自身について話してくれた。

朔夜『話してくれてありがとう。
もう少し、自分のことも大切にしなよ。』

駆堂「うっせー！！」

アカツキくんと目が合い笑い合う。

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