GAME 07 HER PRETENDER 04 ページ20
朔夜said
しばらく、走った時。
ハァ・・・ハァ・・・と、吐息が聞こえてきたので声の主を見るとアカツキくんがしんどそうにしていた。
朔夜『一旦…休憩しようか。』
駆堂「"はい！"…とか威勢よく言ってたくせによ。」
入出「ゼ―…ゼー…面目ない…わき腹痛い」
朔夜『大丈夫だよ。俺も少し休みたかったし。』
壁に寄りかかって座っていると
アンヤくんが隣で大きな音を出しながら壁から剥き出しのパイプを取り出していた。
駆堂「いーけど」
ガン ガン ガコン
朔夜『アンヤくんはさっきから何してるの？』
駆堂「とりあえず、なんか武器になるもん持ってたがいいだろう。」
朔夜『まあ、ね』
駆堂「テメーも持っとけ」
チラリとこっちを見たけど、
腰に携えている木刀を見せるとちっと舌打ちされた。
アカツキくんがアンヤくんからパイプを受け取るが・・・
入出「アンヤくん、俺体育２です」
駆堂「はなから期待してねーし」
ガン ガン
もう2本目を取り出し始めたアンヤくん
でも、目元を擦って様子が変だ。
入出「どうかしました？」
朔夜『体調悪い？』
駆動「どーもしねーよ。体調も悪かねーし。
そろそろ行くぞ」
アンヤくんの手を借りて立ち上がり
地下を目指そうと歩き出した時だ。
駆堂「あ・・・？」
曲がり角から見覚えのあるピンク髪が見える。
入出「あれって・・・」
曲がり角から出てきたのは、カリンちゃん・・・？
入出「・・・カリンさん？」
駆堂「テメー、向こう側に行ったはずじゃ・・・」
朔夜『はぐれちゃったの…』
各々がカリンちゃんに話しかけた瞬間。
にこっと微笑むカリンちゃん。
優しく聖女のように・・・。
違和感のある笑顔。
入出・駆堂「(ぞく)」
駆堂「な・・・なんか変だぞ。こいつ」
朔夜『確かに・・・。でも引きすぎだよ。
アンヤくん』
入出「カリンさん。大丈夫ですか。
恐怖で壊れたんですか？」
朔夜『壊れたって…怒られるよ。』
アカツキくんがカリンちゃんに近づいた時だった。
ムギュ
入出「え・・・」
カリンちゃんがアカツキくんを抱きしめた・・・が
朔夜『まずい！』
駆堂「おい！アカツキ離れろ！」
アンヤくんと共に声をかけた瞬間。
カリンちゃんもどきの足に蔦が生えてきた。
駆堂「そいつ・・・オカルト女じゃねぇ！！」
朔夜『すぐ離れて！！！』
次の瞬間、カリンちゃんもどきの顔が変化して
大きな口が裂けた。
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ルンバ(プロフ) - なえさん» ありがとうございます！とても嬉しいです〜更新頑張ります！ (2021年2月15日 12時) (
レス) id: dfeb142dc7 (このIDを非表示/違反報告)
なえ - 今まで読んだナカノヒトゲノムの夢小説の中で一番面白いです。更新楽しみにしてます！ (2021年2月15日 2時) (レス) id: 7bd6f37d2f (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - 白神冬喜さん» ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです。更新頑張ります！！ (2020年5月27日 14時) (レス) id: 4b5cc2e38e (このIDを非表示/違反報告)
白神冬喜 - イッキ読みしました！ この作品は面白くて好きです！ 更新頑張ってください！！ (2020年5月27日 11時) (レス) id: 5db560dcd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルンバ | 作成日時：2020年5月22日 17時
