覚悟 ページ19
五条side
『あの時の私は傑が1人で苦しんでることに薄々気づいてたのに、声をかければ良かったのに…それは私の弱さだった。』
『傑は強いから、優しいから、誰にも言えずに悩んでたのかなって。傑がほんとはすごく優しい人なこと知ってたのにな。』
彼女はそういい、悲しそうに笑った
五条 『傑は俺たちの親友だからさ、俺たちがけじめをつけなきゃいけない。』
『覚悟…かぁ。覚悟きめなきゃ、私達はみんながいう、最強を背負わなくちゃいけないもんね。』
五条 『最強ね…俺たち二人だけが最強じゃ駄目らしいしね。、あの頃の俺達には傑がいた。でも、もういない。』
『A、』
俺はAを呼んで拳を出した。
『ん、』
2人で拳をあて、覚悟を決めた。
俺は忘れない。あの時、"傑を殺す"といったA
の言葉を聞いて、傑自身が1番哀しそうな顔をしていたこと。
多分、傑はAの事が好きだったからな…
俺だってAのこと好きだし、守りたいって思うよ。けど傑があまりにもバカみてぇにAの事愛おしそうに見るから
こっちがバカみてぇになったんだよ。
当のAは鋭いくせに鈍感だし、
そんなんでお前はAと戦えんのかよ、傑。
『ねぇ、悟聞いてる?』
『ハッ…なに?』
『だーかーらー、私、もう少ししたらら海外に長期任務行くから、日本の任務は任せた〜』
五条『えーーーっ俺がやんの??恵とかでいーんじゃないの?』
『仮にも特級任務…観光がてら恵と一緒に行ったらいいよ。』
五条 『まじかよ。』
私達はまだ、知らなかったこの時までは。
あまりにも早く百鬼夜行が行われることを。
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作者名:みなみ | 作成日時:2020年10月16日 22時